本記事は、つらお氏の著書『最強のズボラ投資』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています
お得なふるさと納税、しっかり活用しよう
ふるさと納税、活用していますか? 私はたくさん利用しています。お得に利用できるのにまだ活用していないという方、是非とも使いましょう。
ふるさと納税とは、自分が選んだ自治体に寄付できる制度です。寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付・住民税の控除が受けられます。これだけだと、単に別の自治体にお金を払っただけで何のメリットもありませんが、「返礼品」が魅力なのです。
上図のように、寄付をすると寄付先の自治体から返礼品をもらうことができます。各自の所得に応じてこの限度額は異なりますが、寄付した金額は2,000円を超える金額に対して税金の還付・控除が受けられるので、「実質2,000円の負担で多くの返礼品がもらえる制度」です。
ふるさと納税の魅力的な返礼品
インターネット上で紹介されている、ふるさと納税でもらった返礼品を見ると、A5ランクのような高級牛肉、高級フルーツ、お米など食料品が人気のようです。
返礼品については、各自治体が地元の特産品などを多数ラインナップしているので、非常に多くのものがあります。先に書いたような肉・フルーツ・お米のような食料品もあります。食料品には缶詰や餃子のような加工されたものもありますし、お酒やジュース等の飲み物もあります。鍋セットなども人気です。その他にも食器や文房具や時計などの日用品もあれば、椅子や机といった家具もあります。私が好きなアウトドアグッズもあります。これらの中から気に入ったものを選べばよいのです。
総務省の指導で、だいたい寄付額の3割程度の価値のモノが返礼品の目安となっているので、1万円寄付すると3,000円相当の返礼品がもらえるとイメージしてみてください。具体的には、1万円の寄付でお米20キロ前後、1万6,000円でビールの350㎖缶×24本などがあります。
金額や手続きについて説明する前に、我が家が近年に返礼品でもらったものを少しご紹介。我が家はキャンプブームになっているのですが、返礼品でアウトドアアイテムをいくつか入手しています。大型クーラーボックス、コンテナボックス、焚き火台、キャンプチェア、マグカップ、真空ステンレスボトル、クッカー、コーヒーミル、アイテム収納ケース、湯たんぽ、焚き火用の薪、BBQ用炭、等々。
このようなアイテムが入手できるかもしれません。
ふるさと納税のやり方
ふるさと納税のやり方ですが、ふるさと納税の申し込みサイトから手続きをします。10を超える申し込みサイトがありますが、以下の4大サイトを使いましょう。これら以外のサイトは掲載している自治体の数が少ないのでお勧めできません。
申し込める自治体数は、老舗のふるさとチョイスが最も多くて約1,600自治体あります。楽天ふるさと納税は、すでに楽天を使われている方も多いと思うので、新規会員登録をしなくて済むので簡単です。楽天ポイントも付きます。
・ふるさとチョイス(特におすすめ) ・楽天ふるさと納税(特におすすめ) ・ふるなび ・さとふる
これらのサイトに行って、返礼品や自治体などから検索をして、欲しい返礼品があれば、ネットショッピング同様にポチっと申し込み手続きをするだけです。これで後は返礼品が届くのを待ちます。
どれくらいお得なの?
さて、「寄付金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付・住民税の控除が受けられます」と書きましたが、どれくらいお得になるのでしょうか。どれだけお得になるのかは、その人の所得によって変わります。お得になる限度額はしっかりとチェックしましょう。
「2,000円を超える部分については所得税の還付・住民税の控除」とありますが、限度があります。100万円でも200万円でも好きなだけ寄付して2,000円以外は全部返ってくるということになったら、自治体は返礼品を送るだけで破綻してしまいます。そこで、還付・控除される金額には限度額が設定されています。
総務省のふるさと納税のページにその計算方法が書かれており、一応これを紹介しておきます。しかし、あまりにも面倒くさいので、ふるさと納税サイトなどにある限度額シミュレーターなどを使って計算しましょう。参考までに、総務省のサイトに掲載されているふるさと納税額の控除上限の目安表から収入別100万円区切りで抜粋しておきます。
控除の限度額を超えてしまうと、そのお金は戻ってきませんので、単に割高で返礼品を購入したことになってしまいます。
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