本記事は、千田琢哉氏の著書『一流の人が、他人の見ていない時にやっていること。 最後に生き残る人の「秘密の習慣」40』(清談社Publico)の中から一部を抜粋・編集しています。

人前で誰でもできる仕事をしない。

一流の人が、他人の見ていない時にやっていること。
(画像=weedezign/stock.adobe.com)

あなたは誰でもできることが自分にできないと不安にならないだろうか。

それは人間の本能だからゼロにすることはできないが、実はその本能こそがあなたの成功を妨げていると言えるのだ。

あなたの人生に与えられた時間はほぼ決まっている。

だったらその限られた時間であなたがしないことを決めるべきである。

あなたの限られた時間と才能で最大のパフォーマンスを発揮したければ、誰でもできる仕事をしないことが大切である。

特に誰でもできる仕事をやっている姿を人に見せてはいけない。

そういう姿を見ると周囲はあなたのことを凡人であると見なすし、あなたもそう扱われているうちに気づいたら凡人になっている。

一度同じ組織内で凡人と見なされたら最後、周囲はあなたに永遠に誰でもできる凡人にふさわしい仕事を与え続けるようになる。

以上は私が大学時代の読書を通して予習したことだが、学生時代はもちろんのこと社会人になってからもこの教えを徹底した。

出張精算や雑用は極力誰もいない時間帯や場所でさっさと処理してしまい、人前ではクリエイティブな仕事ばかりをしていた。

こればかりは常軌を逸するほどに注意して習慣化していたものだ。

そうすると周囲が私を見る目は変わり、次第に先輩社員や上司から雑用を与えられなくなるし、同僚からも一目(いちもく)置かれるようになる。

結果として最短コースで出世できたというわけである。

会社勤めの経験者であれば誰でも首肯すると思うが、部長クラスで誰でもできる仕事をせっせとやっていると自然に自分と同格と思えてこないだろうか。

中小企業なら社長が誰でもできる仕事を不器用にやっている姿を社員たちに見せてしまうことで、すっかり威厳がなくなってしまうのだ。

「どうしてあんなに不器用で冴えないオヤジが自分より給料をもらっているのか」と見下されて、結果としてマネジメントや経営に悪影響を及ぼすのである。

私が経営コンサルタントをしていた時には、「社長しかできない仕事をやってください」「誰でもできる仕事を必死にやらないでください」と口うるさく伝え、それを死守してもらった。

少なくともそれで地位が高まるし、さらに本当に自分にしかできない仕事をやるようになるから、組織も成長するというわけである。

翻って、あなたはどうだろうか。

あなたは会社の経営者でもなければ、フリーになって世に出たいわけでもないかもしれない。

だがたとえあなたがどんな職業に就いていたとしても、人前で誰でもできる仕事をしないことで損をすることはひとつもないだろう。

むしろこれまでの人生が変わるはずである。

特に何かひとつに秀でているものの、全体としては不器用な人はこの生き方で出世が望める。

人前で何気なく過ごしている時間に、あなたの評価は決められていくと肝に銘じよう。

一流の人が他人の見ていない時にやっていること。
凡人にふさわしい仕事はやらないことに決めている。
一流の人が、他人の見ていない時にやっていること。 最後に生き残る人の「秘密の習慣」40
千田琢哉(せんだ・たくや)
次代創造館代表。文筆家。
愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。東北大学教育学部教育学科卒。
日系損害保険会社本部,大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立. コンサルティング会社では, 多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。
のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、~タブーへの挑戦で,次代を創る~を自らのミッションとして執筆活動を行っている。
「朝日新聞」「週刊ダイヤモンド」「週刊プレイボーイ」等にインタビュー・取材記事が掲載.著書多数。
現在、南青山在住。
2016年7月よりリスナーから寄せられた質問に答える音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」を開始。
2018年12月よりPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」を開始。
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