本記事は、山葉隆久氏の著書『誰とでもどこででも働ける 最強の仕事術』(自由国民社)の中から一部を抜粋・編集しています。

6社在籍して分かった「できる人」 ―― 限られた時間で最大の成果を上げるが最強である

6社在籍して分かった「できる人」ーー限られた時間で最大の成果を上げるが最強である
(画像=Jadon Bester/peopleimages.com/stock.adobe.com)

どこの会社にも「彼はできる男だ」「彼女は優秀だ」この手の評判や評価はありました。

多くの社員が評価する「できる人」は、一緒に仕事をすると納得します。

噂ではなくてホントだ、と。「この人じゃないとダメだ」と思わせる人です。

では、この「できる」を言葉で具体的に表してみましょう。

まず、「できる」と感ずる状態は何でしょう。

それは、成果を出す人です。

成果とは、成し遂げて得られる良い結果のことです。

さらに、仕事には、期間の長い年単位のプロジェクトから、細切れのお願いごとまで色々あります。

期間の長短はありますが、仕事をする際に必ず守らねばならないのが、納期です。

どんなに仕上がりの出来が良くても、必要とされる時に提供できなければ意味がありません。

そう、「できる人」は、納期を守って成果を出す人です。

それから、普段、仕事は一つではないですね。

複数の仕事を同時進行させています。

それらの仕事それぞれに納期があります。

そして、納期はキリの良い時期に設定されがちです。

「月末、週末、今日の定時」等、事前に調整することもあるでしょう。

それでも、納期は重なることが多いです。

重なった納期を守るには、納期よりも早く結果を出せば良い。

これらのことをまとめて、私は、

「できる人とは、納期を守って成果を出す人」

そこから一歩踏み込んで、「できる人とは、限られた時間で最大の成果を上げられる人」と表現します。

「限られた時間で最大の成果を上げられる人やチームが共通して持っているスキル」を紹介します。

それはローム社員のスキルだけではありません。

ロームで学ぶことは多かったですが、他の会社にもできる人は多くいました。

彼らが共通して持っていたスキルです。

それらを真似れば、「限られた時間で最大の成果を上げられる人やチーム」に近づくことができます。

さらに、できる人たちの考え方や姿勢を紹介します。

これらも真似てみれば、できる人に近づくことができます。

昨今、人生100年時代という言葉を頻繁に見聞きします。

65歳までの定年再雇用制度が普及し、60歳以降も働くのが当たり前の社会になっています。

さらに、2021年4月に施行された改正高年齢者雇用安定法では、70歳までの就業機会の確保が事業主の努力義務として明記されました。

遠からず多くの人が70歳まで働ける社会になると思います。

これは、働かされる社会ではありません。

多くの人が、働ける内は働きたいと思っています。

その思いを実現できる社会です。

50歳であれば役職定年まで5年強、60歳定年まで10年、70歳まで20年です。

「(役職定年で)先は見えた」といった発想から離れて、自律した社会人生活を送ることを考えていただきたいと思います。

自律するには、どこでも通用するスキルを身に付けることが大事。それは、専門スキルでも、一般的なスキルでもなく、生産性の高いスキルです。生産性向上の術を磨き続けて、限られた時間で最大の成果を上げられる人を目指すことが有用です。

誰とでもどこででも働ける 最強の仕事術
山葉隆久(やまは・たかひさ)
Yamaha Labo代表、経営支援アドバイザー、大阪大学産業科学研究所特任教授、光産業創成大学院大学招聘講師、工学博士。1959年浜松市生まれ。ヤマハ創業家の子孫。78年浜松北高等学校、82年東北大学工学部卒業。半導体エンジニアとして沖電気を経てヤマハに入社。98年東北大学で工学博士号を取得。99年ヤマハの半導体工場を買収したローム浜松法人に移り、2002年にローム本社に転籍。09年、49歳でローム取締役、翌10年に常務取締役に昇任し、社長に次ぐロームNo.2に。13年超円高による業績不振の責任を取り退任。その後、半導体関連会社2社の取締役を経て、新日本無線常務執行役員を21年末退任。22年独立し、実務型顧問として活動開始。大阪大学では、日本の半導体産業復活に繋がるプロジェクトに参画。仕事術の講演やシニアの働き方の研究を通して「働ける内は働きたい」を試行実践している。

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