ヤマハが125㏄モデルを出した経緯
コロナの影響もあり、ここ数年でバイク人口は急激に上昇している。電車やバスと違い、人と密にならないバイク移動は通勤や通学をするのにとても快適だ。その中でとくに利用されているのが125㏄クラスの小型二輪車である。車体も軽く、取り回しやすい小型モデルは街乗りなどにも最適で、移動の足やセカンドバイクとして人気なのもうなずける。
また、通学などの普段使いはもちろん、趣味としてバイクに乗る若年層も増えつつが、250㏄以上のエントリーモデルは乗り出し価格が約75万と高額だ。学生や新社会人などの若年層には手の届きにくい価格帯のため、今回発売された125㏄モデルであれば、そういったハードルは低くなるだろう。
このような背景から新発売されたヤマハの4モデルを詳しく紹介していこう。
それぞれの個性が光る4モデル
YZF-R125、YZF-R15
YZF-R125、YZF-R15ともに、ツーリングでのワインディングはもちろん、サーキット走行やレースも楽しめるスポーティさはYZF-Rシリーズのイメージをしっかり継承していて、フラグシップモデルであるYZF-R1やR1Mなどへのステップアップにもピッタリだ!R125は、R15に比べ排気量が少ない分、最高出力や最大トルクは劣るが、スプロケットをショートレシオに設定することでカバーしている。
MT-125
MTシリーズらしいアクティブで個性的なスタイリングはそのままに、街中や車通りの多い渋滞路でもストレスを感じないキビキビとしたハンドリングや、扱いやすいバランスの良いエンジン性能が特徴だ。
XSR125
日常生活の一部として、ファッションアイテムにもなるオシャレなデザインと上質さが特徴で、MT-125よるもカジュアルに乗れるのが魅力だ。ゆったり乗っていられる乗車ポジションや走り心地など、スキルを選ばないフレンドリーさは幅広い用途に応えてくれるモデルといえる。
3車種の細部を比較!
フロントフェイス
フロントフェイスの違いは一目瞭然で、それぞれの個性が良く出ているのが見てとれる。とくにMT-125の特徴的なデザインは、ライダーの個性をさらに際立たせてくれるにちがいない。
エンジン回り
同じクラスの排気量とはいえ、そのエンジン性能や味付けはまったく違い、それぞれの性格をよく表現した乗り心地となっている。まさに見た目のイメージ通りの走りをしてくれるため、愛車選びに迷わなくて済みそうだ。
足回り
いずれのモデルもABSが搭載され安心。マフラーやホイール形状もそれぞれのキャラクターに合わせたデザインとなっている。
メーター
YZF-RとMTのメーターは多きくて見やすく、表示される情報も多くて便利だ。XSRは表示される情報は必要最低限といった感じだが、視認性はよく、確認頻度の多い速度や回転数の確認は十分にできる。
ステップ
ステップは、見た目こそ違えど、どのモデルも自然に足を上げた位置にある印象で大きな差は感じられなかった。