道の駅の特徴
道の駅のある伊予市は、愛媛県のほぼ中央に位置。市内西北部は瀬戸内海に面している。海岸線に沿って走る伊讃線の下灘駅は、青春18切符のキャンペーンポスターにも使用されたことのある有名な駅で、美しい海や夕日の見られるスポットとして、多くの人に知られている。
『道の駅 ふたみ』はR378沿いに位置、松山自動車道・伊予ICから約15分の場所にある。東西に2カ所ある駐車場もどちらにもバイク用駐輪場が用意されている。2021年5月にリニューアルオープンし、買い物や食事、景色を楽しめる道の駅となった。
道の駅施設は、売店、レストラン、飲食店が並ぶ「海町ごはん通りなだなだ」からなり、ふたみシーサイド公園が併設。道の駅のすぐ裏は砂浜で、展望デッキや、屋上広場からは海を一望。景色を眺めながらゆっくりと過ごせる道の駅となっている。
売店には、産直の農産物や伊予市の特産品が充実。伊予市は海・山のある市で、農水産加工品や、特産の柑橘類の加工品などが揃い、なかでもみかんジュースは種類豊富。レジではご当地ソフトクリームの販売も行っている。
建物2階にあるレストランはオーシャンビューの店内で、食事を楽しむことができる。テラス席では、目の前に広がる海と空を一望。地元食材を使用した、食事やデザートなどを味わえる。「海町ごはん通りなだなだ」には3軒の飲食店が並び、ラーメンなどの食事や軽食、揚げたてのじゃこ天、クレープやコーヒーなどをテイクアウトできる。
併設のシーサイド公園内の海岸は「夕日の観覧席」とも呼ばれる階段式護岸になっており、日没までの時間を座って過ごすことができる。公園内には「童話の小路」として夕日にまつわる童謡の歌碑が6カ所に設置されているので、見て回ってもおもしろい。公園は「恋人の聖地」にも認定されている。
道の駅が面するR378は、「夕焼けこやけライン」の愛称で知られるシーサイドライン。伊予市双海町から大洲市長浜町までの31.6kmの区間のことで、日中の海を眺めながらのツーリングはもちろん、水平線に沈む夕日を眺める夕暮れも最高だ。夕陽を見ながら走るには、双海町方面からぜひ。そんな絶景ロードの途中にある道の駅は、休憩での立ち寄りに最適のスポット。美しい海を眺めながら、ゆっくりと時間を過ごせる場所だ。