この記事は2024年7月30日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年7月30日(火)の午前12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
全ては明日31日(水水)に発表される日銀の金融政策に掛かっているという状況。
まず国債の買入れに関しては、2年後に現状の6兆円を3兆円に半減させるということがマーケットのコンセンサスになりつつある。そのため、これが出れば何の問題もないだろう。ただ、もしこれ以上に買入れの削減があるようであれば、それはどちらかといえば円高方向に反応がありそうだ。
また金利に関しては、「現状維持」がマジョリティで、小林氏も同じ考えとのこと。ただ、日銀の利上げがあると思っている専門家が27%ほどいるそうで、もし利上げ実施となればサプライズの円買い・ドル売りになる。
海外勢に関してだが、25bpの利上げ予想派がかなり多くいるため、結果がもし仮に10bpの利上げであったり、現状維持となった場合、これまで持っていた円買いポジションを投げる「失望の円売り」が出るだろう。
もしサプライズで日銀の利上げがあった場合は当然、円買い・ドル売りとなる。その場合下値は152.00円付近で止まると考えている。150.00円方向に下落する展開は、日銀の利上げと米国の利下げが重なる9月を想定している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、152.00~157.00円。戦略的にはドルの戻り売り。引きつけて日銀後にドルを売るスタンスで臨みたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。