この記事は2024年7月29日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年7月29日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
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現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨の最上位は円(+2.37%)だった。一方で、下落通貨は上位より豪ドル(-2.06%)、NZドル(-2.01%)、カナダドル(-0.74%)と続いた。
対円で資源国通貨が選択的に売られ、米ドル/円とクロス円が下落している。構図は先々週と同じで、リスク回避の動きが続いている。
米ドル/円の先週の値幅は5円67銭まで拡大、年初から進んだ円売りの巻き戻しが続く。今週の日米英の金融政策の発表を控え、不透明感が漂う。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は月末月初週であり、米国を中心に多くの経済指標の発表が予定されているが、注目は金融政策の発表だろう。
最大の注目は30日(火)~31日(水)の日程で開催される日銀金融政策決定会合。自民党執行部から、日銀への利上げを促す発言が続くことも政策修正への期待を高める。
植田日銀総裁が示したように日本国債買い入れの減額の発表は確実。視点は減額幅とその速度に移る。利上げの可能性については市場参加者の見方は割れる。
先週、米ドル/円は日足一目均衡表の下限を割れ、一段安の様相を呈す。今週も続落となるか、日銀の結果を見極めたい。
今週は米ドル/円で150.00~158.00円、ユーロ/米ドルで1.0750~1.0950ドル、ユーロ/円で162.00~170.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。