テクニカル分析
トランプ大統領のメキシコへの関税発言でボリバン2σ下限へ急落
日足、1月30日の引け際に出たトランプ大統領のメキシコへの関税発言でボリバン2σへ急落。1月24日の上ヒゲの長い陽線からの下落は終っていない。雲の下へ。12月3日-1月30日の上昇ラインがサポート。1月29日-30日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、今週はここまで陰線、雲の下。9月9日週-12月2日週の上昇ラインがサポート。1月6日週-13日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向く、20週線上向き。
月足、4か月横ばい。ただ10月から3か月連続で月足は7.6以上で長い上ヒゲを出しているが今月も7.6以上で伸びてきた。9月-12月の上昇ラインがサポート。6月-7月の下降ラインが上値抵抗。5か月線上向き、20か月線下向き。
年足、4年振り対円で年足が陰線。23年-24年の上昇ラインがサポート。今年は陽線で発進も。昨日は円に抜かれ陰線。
VAMOS MEXICO
メキシコ大統領、米関税2月1日開始に懐疑的、発動なら対応策ある
メキシコのシェインバウム大統領は1月29日、米国がトランプ大統領の発言通り2月1日に関税を発動するとは考えていないと述べた。同時に、発動された場合には対応策を用意しているとした。
トランプ氏はメキシコとカナダが米国への移民や麻薬の流入を抑制しなければ25%の関税を課すと表明。ホワイトハウスは28日、同氏が2月1日に関税を発動する計画を変えていないと述べた。
シェインバウム氏は定例会見で「関税発動が起きるとは思わない」とした上で、「起きた場合はわれわれにも計画がある」と述べた。
複数の関係者によると、2月1日に関税が発動された場合、メキシコは報復関税を課す用意がある。当初は自動車産業を対象外とする。
メキシコ政府当局者は「5%、10%、20%の報復関税を適用する用意がある」と述べた。ただ、両国に影響が及ぶことから対話を続けているという。
関係者によると、両国はトランプ氏就任後に協議を行い、メキシコ側は麻薬密売や不法移民に十分な対策を講じていると強調した。
報復関税は鉄鋼、アルミニウム、豚肉製品、チーズ、リンゴ、ブドウ、ジャガイモ、クランベリー、バーボンウイスキーが対象になる可能性が高いという。関係者はこれらの選択について、選挙でトランプ氏を圧倒的に支持した地域に大きな影響を与えるためとした。