日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 35,624.48円 △6.92円
為替 1ドル=149.86円
売買高(東証プライム、以下同) 18億1,849万株
売買代金 4兆0669億26百万円
値上り銘柄数 676銘柄
値下り銘柄数 902銘柄
騰落レシオ(25日) 103.02%

市況概況

米国ダウ平均は大幅高で買い先行だが冴えない展開

米国ダウ平均が大幅高となったこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く本日の日本市場は買い先行となった。寄り付きから買い気配で始まる銘柄なども見られ、寄り付きの買いが一巡となった後もいったん36,000円を超える水準まで買われたが、半導体関連銘柄などが引き続き売られたことや、買戻し一巡となった後戻り売りに押される銘柄なども見られ上値の思い展開だった。

昼の時間帯も弱含みで後場も上げ幅を縮小して始まり、いったん下値を試す展開となった。昨日の終値を下回ると買戻しなども見られて再度戻り歩調となったが、戻りが鈍いと見ると売り直され、引けを意識する時間帯にはさらに手仕舞い売りに押される展開となった。それでもさすがに最後は買戻しも見られ何とか前日比プラスで取引を終えた。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの買いに対しての反応は鈍く、指数の下支え、押し上げる要因とならず、逆に上値の重さが確認されるとまとまった売りに押されて指数を下押す要因となった。

戻りの鈍さを嫌気しては売られるという状況だ。特に買い上がる材料もなく、朝方発表された日技短観も製造業の景況感は悪く、下値模索が続くと思われる。物価上昇を押えられないのだから、賃上げなどではなく、国民の手取りを増やす減税などの思い切った施策が見られないとスタグフレーション懸念がさらに強まり、株式市場は冴えない展開が続くのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きく反発となる場面もあったが、結局下値模索が続くということだ。移動平均線の下落を待ってからでないと反発できないのではないかと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。