日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 37,120.33円 ▼679.64円
為替 1ドル=150.76円
売買高(東証プライム、以下同) 19億8,910万株
売買代金 4兆4761億29百万円
値上り銘柄数 168銘柄
値下り銘柄数 1,446銘柄
騰落レシオ(25日) 103.96%

市況概況

配当取り後の手仕舞い売りなどに押されて大幅安

米国株が軟調となったことなどから売り先行となった。朝方発表された都区部のCPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことなどもあり、配当落ち分300円を考慮してもさらに大きく売られて始まり、寄り付きから売り気配から始まるものも見られさらに下値を試す動きとなった。

いったんは節目と見られる37,200円の所で下げ渋りとなったが、戻りの鈍さを嫌気して売り直されるとさらに下落し、37,000円を割り込む場面もあった。さすがに37,000円を割り込むと買戻しも入ったが、大幅安の安値水準で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も手仕舞い売りに押されるような雰囲気で、後場も冴えない始まりとなった。後場も寄り付きから37,000円を出たり入ったりという状況だったが、戻りが鈍いと売り直されるという状況でさらに下値の節目と見られる36,800円台まで売られた。36,800円台になると買戻しも入り、じりじりと戻して、最後はさらに買戻しも入り、後場の高値での引けとなった。配当取り後の手仕舞い売りや期末要因での持高調整の売りで大きく押された。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものなども見られ前場は堅調なものも目立ったが、後場は売り直されて総じて冴えない展開となった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は持高調整の売りに合わせてのヘッジ売りや配当取りの買いの手仕舞い売りなどもあって指数を下押す要因の一つとなっていた。

今度は下値を試す展開となった。期末の持高調整の売り買いなどもあり、指数を大きく下押す結果となった。4月相場入りでも特に買い上がるということでもないので、下値模索が続くものと思われる。買われすぎ銘柄は戻れば売りという状況であり、売られすぎ銘柄の配当取り後の買い直しなどに期待することになる。

テクニカル分析

日経平均

下値を試す動きとなった。25日移動平均線を割り込んできており、まだ下落が続く25日移動平均線に上値を押さえられながら下値模索が続くのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。