テクニカル分析

雲の上へ。ボリバン2σ上限へ

 日足、ボリバン2σ上限まで上昇、雲の上に出る。4月上旬は一時ボリバン3σ下限を下抜いていた。5月7日-8日の上昇ラインがサポート。3月25日-5月8日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
 週足、3週連続陽線、今週もここまで陽線。ボリバン中位越え。ボリバン3σ下限を一時下抜くも、そこから反発。4月7日週-5月5日週の上昇ラインがサポート。1月6日週-20日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向き、20週線下向き。 
月足、今年はじり安も4月は下ヒゲ出し5月は上昇スタート。2σ下限から反発。
22年3月-25年4月の上昇ラインがサポート。24年12月-25年1月の下降ラインが上値抵抗。5か月線、20か月線下向き。 
 年足、2024年は4年振り対円で年足が陰線。今年もここまで陰線。23年-24年の上昇ラインを下抜く。21年-22年の上昇ラインがサポート。

メキシコペソ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

VAMOS MEXICO

6月1日に昨年ペソを急落させた要因となった裁判官選挙が実施される

 6月1日に裁判官選挙が行われる。昨年のペソの急落を招いた司法改革であったが内外共に評判が悪かった。
 司法改革案では、最高裁判所判事を選ぶ際に、行政府、立法府、司法府からそれぞれ候補者を提出し、国民投票で公選することが改正内容の一部だ。与党連合が多数を占める中、三権分立が懸念され、司法の独立が危ぶまれていた。そのため、メキシコの政治・経済団体だけでなく、米国やカナダの商工会議所、米国通商代表部(USTR)も懸念を表明していた。
 反対派は「司法改革は、司法の自律と効果的な対抗勢力としての役割を損なうものだ。この憲法改正案は社会の議論に耳を傾けることなく承認され、民主主義と司法の独立に影響を与えた。この改革により、貿易相手国との関係、資本の流れ、経済成長を危険にさらし、メキシコの制度的な脆弱性について、メキシコ政府は懸念すべきシグナルを送っている」と、司法改革に対して激しく非難していた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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