日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 37,554.49円 ▼192.96円
為替 1ドル=143.10円
売買高(東証プライム、以下同) 17億7,563万株
売買代金 4兆2166億59百万円
値上り銘柄数 568銘柄
値下り銘柄数 995銘柄
騰落レシオ(25日) 110.32%

市況概況

半導体株が高く、日経平均は下げ渋り

米国株はまちまちだったが、円高となったことなどから、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ、本日の日本市場は売り先行となった。それでも寄り付きの売りが一巡となった後は売り急ぐということでもなく下げ渋り感が出て、半導体株が大きく買われたこともあり、日経平均は下げ渋りとなった。ただ、値下がり銘柄も意外に多く、買い気には乏しい展開だった。

昼の時間帯も手仕舞い売りに押され、後場も前場の終値を下回って始まった。後場も寄り付き直後にいったん買い直されたが戻りの鈍さが確認されると再度売り直され、本日の安値を下回るところまで売られた。それでもまだ売り急ぐというkとでもなく下げ渋り、円高一服となったことから買戻しなども見られ戻す場面も見られた。ただ、結局は手仕舞い売りに押されて半導体株以外は買えない状況で安値圏での引けとなった。

小型銘柄は相変わらず値動きの軽い銘柄が買われて堅調だったが、後場に入り手仕舞い売りに押されるものが多くなり、グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの断続的な売り買いはなく、指数を大きく動かすことも方向づけることもなかった。

日経平均は下げ渋ったように見えるが、アドバンテストと東京エレクトロンだけという状況で「体感温度」はかなり大きく下げた感じだ。円高気味ということでもあり、あいかわらずスタグフレーション懸念が根強いことから、買戻し一巡となったものから売られる状況が続くのだろう。日経平均もさらに下値を試すことになると思う。

テクニカル分析

日経平均

25日移動平均線を意識して下げ渋りとなっているが、そろそろ25日移動平均線の上昇も止まるところでもあり、25日移動平均線を試す動きが続くのだろう。あっさりと割り込むようであれば75日移動平均線まで一気に下落することもありそうだ。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。