注目のインバウド関連銘柄は

一口にインバウンド効果といっても裾野は広い。当面の訪日外国人の増加でみる場合と、2020年の東京五輪景気まで見通す場合とでは違いが出てくる。前者でみれば、買い物代の増加という視点から、アパレル、食品、化粧品や製薬会社、百貨店、など。後者では、不動産や建築業界など、ハードなインフラの整備に関連する産業やIT関連なども注目されてくる。短期的・長期的どちらにも波及するであろう業界が航空、鉄道、バスなどの運輸業界からホテル・旅館業界、TDLのような観光レジャーや旅行業界などだ。今回は旬なトピックである訪日外国人の増加にフォーカスし、注目のインバウンド関連銘柄をピックアップする。

運輸業界では、JR九州の上場が話題にあがっているが、首都圏の私鉄では、小田急電鉄 <9007> 、東京急行電鉄 <9005> 、相鉄ホールディングス <9003> 、京浜急行電鉄 <9006> 、京成電鉄 <9009> などが注目されてくる。関西では近畿日本鉄道 <9041> など。九州の西日本旅客鉄道 <9021> も観光でにぎわう九州の要になっている。
航空業界も期待がもてるが、日本空港ビルデング <9706> は、円安効果もあり業績が好調だ。

ホテル業界では、老舗の帝国ホテル <9708> やリーガロイヤルホテルのロイヤルホテル <9713> 、椿山荘やワシントンホテルを展開する藤田観光 <9722> 、外国人に人気の東京ドーム <9681> や京都ホテル <9723> などが注目される。

外国人の買い上げが高い小売業界としては、訪日中国人向け家電店舗として人気のラオックス <8202> 、ビックカメラ <3048> 、外国人に人気のドンキホーテホールディングス <7532> 、中古ブランド品販売のコメ兵 <2780> 。また、百貨店業界も消費増税の落ち込みから立ち直りつつあることから、三越伊勢丹ホールディングス <3099> や高島屋 <8233> 、大丸などのJ.フロント リテイリング <3086> などが注目されている。

ドラッグストアも中国人には大人気で、マツモトキヨシホールディングス <3088> 、アインファーマシーズ <9627> などのほか、化粧品や薬品メーカーでは、花王 <4452> や資生堂 <4911> 、おむつが売れまくっているユニ・チャーム <8113> などもインバウンド関連銘柄に挙げられる。

IT関連をみると、訪日外国人向けに客室設置型タブレットサービスを行っているテックファーム <3625> や海外への商品転送サービス『転送コム』のBEENOS <3328>  。海外の宿泊予約サイトとの連携を強化している比較.com <2477> 。経路検索ソフトで訪日外国人を狙うジョルダン  <3710> などがあげられるだろう 。

裾野が広いインバウンド関連銘柄、この訪日ブームは当分続くと予想されるので目が離せない。

(ZUU online)

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