maneo

前の記事「 融資型クラウドファンディング投資だけが持つ5大メリット 」でも紹介したが、現在日本でサービス提供している融資型クラウドファンディング企業は4社存在する。その中で、日本で初めてサービスを開始し、また最も累計貸出金額が大きい「日本最大の融資型クラウドファンディング」が、「maneo(マネオ)」だ。今回はこのmaneoを詳しく紹介したい。


融資型クラウドファンディング「maneo」ってそもそも何なの?

maneoは、2008年10月にサービス開始した国内初の融資型クラウドファンディングである。創業者の妹尾賢俊氏は、三菱東京UFJ銀行でコーポレートファイナンス等を担当していたが、2007年に退職しmaneo株式会社を設立した。

maneoは、サービス開始当初は個人向けの貸付案件を手掛けていたが、現在ではビジネス向けローンに特化しており、2015年3月現在で、ビジネス向けローンではデフォルトは発生していない(全融資件数1532件のうち17件で返済遅延が生している。ただし、いずれも保証により完済)。ビジネス向けローンに注力するようになってからは業績も好調で、2011年には黒字化を果たした。

また、2013年には妹尾社長が退任し、瀧本憲治氏が新社長に就任した。それ以降も順調に貸出総額を伸ばしており、2014年9月には200億円を超えており、融資型クラウドファンディングとしては貸出総額ダントツ1位で、他の3社を大きく引き離している。


maneo のサービス

maneoは現在、ビジネス向けローンを手掛けている。金利・貸出期間・保証の有無などの条件は貸出先により異なる。いくつか実際の貸出先を紹介する。

■【事業者C社向け 第184弾】不動産担保付きローンへの投資(第1次募集)
・運用利回り(年利): 7.5%
・借入期間・返済方法:6カ月後元本一括返済 (利払いは毎月)
・資金使途:不動産事業者に対する運転資金
・不動産担保付き
(現在は募集終了)

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■【maneoの虎 第9弾】採石生産販売、残土受け入れ事業への運転資金支援ローンへの投資
・運用利回り(年利):10.0%
・借入期間・返済方法: 12カ月後元本一括返済 (利払いは毎月)
・資金使途:港湾用石材及び採石の生産販売業と建設残土の受け入れ事業の運転資金
・不動産・動産・売掛金担保付き
(現在は募集終了)

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なお、著者はmaneoで2011年より実際に投資を行っており、2011年~2014年の4年間の利回り実績は平均7.6%であった。もちろん投資した案件でデフォルトが発生したことは一度もない。

中田健介 サラリーマン投資家・投資ブロガー

IT 系企業に勤務する傍ら、 2010 年から「融資型クラウドファンディング」での資産運用を開始し、現在まで年平均 7 %以上の利益を上げる。「低金利時代の投資家にとって、融資型クラウドファンディングは最も優れたインカムゲイン投資である」と強く感じ、ブログ「 けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記 」を開設。 2015 年 3 月 10 日に著書「年利 7 %! 今こそ『金利』で資産を殖やしなさい!~日本初! 融資型クラウドファンディング投資の解説書」を出版。


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