日本の2人以上の世帯の9割以上が生命保険に加入しているほど、日本は生命保険大国です。この数字は世界第1位の生命保険加入率だそうです。加えて生命保険料収入は1位の米国に次ぎ、日本は世界第2位です。

その保険ですが、「万が一の場合の金銭的なリスクに備えるもの」というイメージが強く、保険を資産運用のために活用するということは意外と周知されていません。保険商品は、預金代わりに使ったり、投資信託などの資産運用商品として、使うことが出来るのです。

預貯金は、元本割れリスクがなく安全性が高いというメリットがあるが、株や投資信託などの投資商品に比べると、高いリターンは期待できない。生活予備費など、安全に貯めておきたい資金向けと言えます。対して投資商品は、預貯金よりも高いリターンを期待できますが、価格が変動するため、元本割れの可能性があります。そのため、余裕資金や、中長期運用が可能な資金が適していると言われます。

一方で、保険はどうでしょう?

保険の多くは、満期金や年金等の額が契約時点で確定します。特に資産運用に使える保険商品は一時払養老保険、一時払終身保険、(変額)個人年金保険の3つです。更に、これらの商品は円建、外貨建に分かれていきます。

市場金利に応じて予定利率や積立利率が変わるタイプも、利率に最低保証があるのが一般的です。一方、保険期間は中長期となるのが通常で、早期に解約すると元本割れの可能性が高くなります。こうした特徴から、教育資金や退職後資金など、安全性に配慮しつつ、中長期運用したい資金に向いていると考えられます。

ただし、変額年金は運用次第で受取額が減ることもあるし、外貨建て保険は、円で受け取る際には為替リスクが発生します。これらは投資商品に似た特徴を持ちますので、注意が必要です。

下記に、一時払養老保険、一時払終身保険、(変額)個人年金保険を説明していきます。