期待高まるレベル3、4の実現は2020年以降

一方、レベル3、4は今後実現が期待される領域となる。

レベル3は「加速・操舵・制動を全て自動車が行い、緊急時のみドライバーが対応する状態」であり、ドライバーは依然必要である。レベル4は「加速・操舵・制動を全てドライバー以外が行い、ドライバーが全く関与しない状態」であり、ドライバーが不要となる。

DeNAは、東京オリンピックの2020年までにロボットタクシー、つまりレベル4を実用化したいと語っているが、法令上の問題もあり、完全に無人の自動運転にはこだわらず、柔軟に対応するとしている。

この認識は自動車関連企業や団体の技術ロードマップからも、妥当と考えられる。自動運転技術で世界をリードする企業の1社であるドイツのボッシュは、高速道路に限ったレベル3導入車の市場投入は2020年以降であり、レベル4の実現は2025年から2030年頃と見ている。内閣府の近未来技術実証特区検討会においても、2020年代の後半にレベル4を目指すとしている。


レベル4実現が導くタクシー業界大変革

レベル4の実現時期が2020年代後半だとすると、今後10年はタクシー事業者によるレベル1から3を搭載した自動車の採用により、ドライバーの疲労軽減や事故減少、それに伴う保険料支出の軽減が予想される。

もちろん、レベル3ではドライバーの操作がほとんど必要ないため、例えば時給の低下、またその一方で運転可能時間の伸長といったタクシードライバーの勤務条件に影響がある可能性もある。しかしいずれにせよ、あと10年は自動運転技術はタクシー業界の味方であることが推定できるだろう。

しかし、この10年間という期限が短縮に向かう可能性もある。Googleは1月に「2020年までのレベル4実用化を目指してプロジェクトを進めている」と明かした。レベル4実現時に当然予想されるのが、タクシー運転手が不要となる状況である。こうしたレベル4実現時のタクシー業界の大変革に関しては別途述べていきたい。(ZUU online編集部)

【関連記事】
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
急激に加速する「自動運転車」開発競争 抑えておきたい関連銘柄 10選
日経新聞・四季報などがネット上で全て閲覧可!?その意外な方法とは
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株を上場前に買う2つの方法
首都圏「一人暮らし男女」が住みたい駅ランキング20…頂点に輝いたのは?