自律制御システム研究所――千葉大発ベンチャー

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(写真=HPより)

千葉大学にてドローンを研究する野波健蔵氏が社長で、同氏の研究室から生まれた千葉大学発のベンチャー。事業内容はドローン(ミニサーベイヤー)の研究開発と販売。現在、点検、空撮、測量、精密農業などの用途に向けた「MS-06LA」を販売している。

技術的な特徴として、トンネルや屋内などの非GPS環境で自律飛行を可能とする「SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)技術を有している。この技術を使い、福島第一原発内での自律飛行を行った実績を持つ。野波研究室自体は、30年以上先端的制御、自律制御、ロボット、メカトロニクスの分野で研究を続けており、既に55件の特許が権利化、10件出願中だ。

野波氏はドローンに関する産学官のコンソーシアムであミニサーベイヤーコンソーシアム」も設立している。


エアロセンス――ソニーモバイルなど出資のJV

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(写真=HPより)

ソニーモバイルコミュニケーションズとZMPが出資したジョイントベンチャー。垂直離着陸(VTOL)を行なう飛行機型のドローンの動画がテレビニュースでも放送され、注目を集めた。事業内容は、自律型無人航空機(ドローン)によるセンシングとクラウドによるデータ処理・管理を組み合わせた産業用ソリューションの開発・製造・販売。


プロドローン――災害現場の情報収集に使える映像音声中継システム提供

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(写真=HPより)

法人向け、顧客の用途に特化した専用ドローンの開発設計、製作、教習システム提供、メンテナンスサービスをワンストップで提供可能な点を特徴とする企業。

製品として、空撮仕様、サーモカメラ仕様、ウィンチ仕様の3種がラインアップされた「PD6」シリーズ、有線給電によりボディを小型化した「PD4」、ドローンと三輪バイクがセットになった映像音声中継システム「PD-C01」(災害現場の情報収集・中継や渋滞などの緊急時にバイクごと現地入りし、状況を生放送する)、キヤノンの新製品カメラ「EOS C300 Mark II」を搭載してプロモーションビデオを撮影した大型機「PD6-B」などを擁する。


ORSO――ドローン事業に参入した携帯向けコンテンツ開発会社

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(写真=HPより)

携帯電話向けコンテンツ開発を手がける企業だが、新規事業開発としてドローン事業「ドローンプロジェクト」を推進している。他のビジネス用途のドローン企業と趣が異なり、エンターテイメント向けの新しい視点を持った映像などに取り組む。

ほかにもSkycatch、XAircraft、EHANG、Flexbotなど注目の企業は複数ある。人気のジャンルだけにこれからも参入は相次ぐだろう。今後も注視したい。(ZUU online 編集部)

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