(写真=PIXTA)
外貨預金を選ぶときに気をつける点とは
外貨といえば、海外旅行に行く前に換金するだけのイメージから、リーマンショックの円高を経て、値段の変動する金融商品であるといろんな方が意識するようになったものではないでしょうか。街で外貨ショップに並ぶ人々を見かけたことはありませんでしたか?外貨は外国のお金であり、通貨ではありますが、保有するにはさまざまな方法があります。
外貨ショップに並ぶ前に、外貨預金についてまとめてみました。
1.外貨預金にかかる往復の手数料について
外貨預金のレートについて、自分が新聞やネットで確認した数字と、TTSとTTBという二つの言葉と、それに続いて似てい るけれど数字がそれぞれ違う、というのをご覧になったことはありませんか?自分はこの値段だから外貨をはじめてみよう と思った筈なのに、手数料を考えるとどれくらい上がれば利益が出るの?と感じたことはありませんか?
そもそも、外貨に関する商品を始まる場合、日本のお金とは違うため、交換するための手数料が発生します。買って(日本円から外貨に換えて)売る(外貨から日本円に変える)によって手数料がそれぞれ発生するために違う数字に なっているのです。概ね珍しい外貨ほど手数料は高くなる傾向にあります。データ上で取引する外貨預金などと違い、現物 が存在する外貨そのものの取引は、手数料が高くなる傾向にあります。これは、外貨を運んでくる手数料等であるとされて います。取扱い場所によって異なりますので、インターネットなどで調べてみると良いでしょう。
なお、TTSのSはSELLING、TTBのBはBUYINGです。それぞれ、買うレート、売るレートという意味ですね。金融機関によって決まるタイミングはさまざまですが、その日の基準となるレートを仲値といいます。
2.外貨預金の預け方
預金、という言葉がついているように、外貨預金は銀行でも始められます。預金でありますので、おおまかには普通預金と定期預金が存在します。普通預金より定期預金の方が預ける期間が決まっているため、その分金利は高めに設定されています。
近年、ネットバンキングの普及で残高確認をしたりする方が増えています。その一環で手続きができますので、方法的にはお手軽です。また、各社様々な金利アップやキャッシュバック、プレゼントなどのキャンペーンを行っていますので、それに合わせて比較検討してみるのもいいでしょう。ただ、通常の預金とは違い、他の金融機関の外貨口座に振り込んだりするには、思いがけない手数料や、もともと取扱いしていないといったことがありますので、その点には注意してくださいね。カテゴリーとしては外貨預金は運用商品にあたります。先程の購入時、円への換金時に手数料がかかることもあり、また、外貨のレート自体も毎時間変わっていくものですから、預金とはいえ変動するものである認識を持ちましょう。