人体模型 説明する男性
(写真=PIXTA)

ここ半年ほど、芸能人によるがん発病告白や、がんによる死亡が相次いだ。がんは日本人の死因の第1位であり、日本人の3人に1人はがんで亡くなっている 。医療技術の進歩によって今や早期発見できれば治すことができる病でもあるが、治療には高額な費用がかかる。そこで活躍するのが「がん保険」だ。いざというとき、役に立つ「がん保険」の選び方を解説したい。


医療保険に入っていれば必要ない?

医療保険に入っていればがん保険に入る必要はないのではないかとの疑問を持つ人もいるだろう。確かに、医療保険でも入院給付金や手術給付金は出るので、がんで入院したり、手術した場合には保険給付がなされる。

ただ、がんの場合、長期治療が必要だったり、先進医療を使ったりするため、医療費が高額になる傾向がある。通常の医療保険は、あらゆる疾病に対応するという意味で優れているが、保障範囲が広い分、保険料も高い。お金に余裕があるのであれば、医療保険を充実させるというのも悪くはない。できるだけ保険料を安く抑え保障を充実させたいのであれば、がん保険を利用した方が効率的といえる。

最近では、社会保障費の増大から医療費の抑制が叫ばれており、診療報酬体系が長期入院をさせないよう設定されている。そのため、がんになっても、長期入院するのではなく通院で治療が行われることも多い。通院を保障している医療保険もあるが、短期間に限られていたり、金額が少額であることも多いので、がん保険で不足分を補う必要がある。

がん保険のメリットは、給付対象ががんに限られるため、一般の医療保険に比べ保険料が安いということだ。デメリットとしては、給付対象ががんに限られるため、がんにならなければ保険料は無駄になってしまうということである。