韓国27位 教育支出は世界2位

韓国は今年70カ国中の27位となった。63カ国中24位となった昨年とあまり変わらない順位だ。日本より3つ上の順位で、アジアの中では4位である。韓国の1人当たりの国民総所得、インターネット普及率、教育支出、平均就学年数は、どれも世界平均を大きく上回っており、下回っているのは人口のみだ。

日本と反対に、韓国は政府の教育に対する支出の割合が非常に高く、タイに次いで世界2位となっている。9.5%の日本に対し、韓国は何と25.0%だ。1人当たりの国民総所得、平均就学年数、インターネット普及率に関しては、日本と韓国はほぼ同じであり、こうしたことを鑑みると、日本との順位の差は政府の教育に対する力の入れ方の差によるものかもしれない。

また、今回47位となった中国とも韓国を比較してみたい。韓国の1人当たりの国民総所得、平均就学年数、インターネット普及率は、いずれも中国を大きく上回っている(教育支出に関しては中国側にデータが存在しない)。インターネット普及率は中国の約2倍、1人当たりの国民総所得に至っては、中国の約3倍だ。

中国47位 都市部は英語力高い

70カ国中47位となった中国。63カ国中37位だった昨年よりやや順位を下げている。アジアの中では16カ国中11位だ。順位はあまり芳しくなかった中国だが、そのなかでも上海や北京などといった都市の英語能力指数はなかなか高く(上海は53.93、北京は53.56)、日本全体の英語能力指数(53.57)と並ぶかやや高いほどだ。

中国の1人当たりの国民所得、インターネット普及率、平均就学年数は世界平均並だ。日本と比較すると、こうした項目のいずれも日本を大きく下回っている。中国は近年、経済成長を背景として中間層の拡大が続いているが、さらに中間層が増えればこうした項目も改善し、英語能力指数も向上する可能性があるだろう。(ZUU online 編集部)