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20代と同じ感覚では老後破綻?働き盛りのシングルマネープラン

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(写真=PIXTA)

今年も残すところあと1カ月余り。毎年末に発表されるユーキャン主催の「流行語大賞」のノミネートが、テレビで話題になってきた。 今回のテーマであるシングルを表す言葉、「お一人様」が流行したのが今から10年前の2005年。この10年の間でシングルもしくはシングルアゲインの数は急増しているようだ。今回は年々増え続けるシングル世帯の、賢いマネープランについて解説する。

20代~30代前半から身につけたい習慣とは

8年ほど保険販売の営業をしていた際、アンケート調査や家計の相談などから気づいた、20代~30代前半のシングルに共通することがある。それは「趣味にお金をかける」ということ。「若いうちは、遊んでなんぼだ!」という声も聞こえてきそうだが、言いたいのは「計画性無く、趣味にお金をかける」ということである。

男性であれば「自動車や高級時計のローン」、女性であれば「エステやネイル、洋服購入代」。 学生から社会人になり、自分で稼いだお金で好きなものを買うのは大いに結構だが、買いすぎには注意が必要だ。余力のお金買うのであれば問題ないのだが、ほとんどの場合は買い物が先で「貯蓄」が後回しになってしまっている。

まずは、貯蓄を先取りで確保して余ったお金で買い物をするようにしてほしい。また、貯蓄の金額を増やしていくことも大切だが、「貯蓄」は必ずしも「預金積立」だけではないことも知ってほしい。将来への自己投資も、立派な「貯蓄」と考えられるからだ。

ただ将来の自己投資といっても、ほとんどの20代は、せいぜい月に2、3冊の本を購読する程度だ。 計画性を持って、社会人向けの塾やセミナーに参加したり、起業するために自己資金を作ったりする人は、少ないのではないだろうか。

若いうちから老後の事を考えるのは、人生の楽しみを奪う様に聞こえるかもしれない。 しかし、この世代で身に着けた金銭感覚をその後変えるということは、なかなか困難であるということを知っておいてほしい。 20代からコツコツとお金を貯め、自分自身に投資する習慣を身につけてほしい。

生命保険、医療保険は不要?

30歳を超えれば、既に民間保険会社の販売する保険に、何かしら加入している人も少なくないだろう。 果たしてその必要性を深く考えたことはあるだろうか。

生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、生命保険に加入している人は男女ともに80%を超えている。 世界でも有数の国民皆保険制度があるにも関わらず、ほとんどの人が保障、積立において、生命保険会社にお金を預けている状態である。

FPとして保険営業に勤しんで過ごした経験があるが、保険加入に当たっては「損得で入ってはいけない」「感情ではなく、理屈で入る」という2点を常に顧客に明示してきた。 最近では「生命保険はいらない」などと謳った辛口の経済紙コラムなどをよく目にするが、「いる」「いらない」は、顧客自身が決めるものだ。

同じ会社に勤務し同じ年代でも、親の資産状況や自身に扶養する家族がいるかいないかなどによって、必要性は大きく変わる。また会社勤めか自営業者かによって、加入する公的保険が変わる。加入している公的保険が、企業の健康保険か国民健康保険か、厚生年金か国民年金かによっても、保障範囲や期間が大きく変わる。

加入すれば、確実に保険料は掛け捨ての割合だけ、支出として計上しなければならない。加入しないとなれば、大きな保険事故が発生した場合、自身の資産から即時に補填しなければいけない。 特に働き盛りの世代は、負担金額が高額になり、負担期間が長期間にわたる就労不能時は注意が必要だ。この2点をよく吟味し、それぞれの副作用を受け入れる自覚で自分で決めることが必要だ。どちらのケースを選んだにせよ、他人と比べるのはナンセンスである。

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