これは人によって好みが分かれるので一概に言えませんが、 投資判断・業績予想は記載されていた方が便利 です。レーティングが「買い」だからと言って、実際にその株を買った方が良いことにはなりませんが、 「売り」や「弱気」の株式を持っている場合は、株価が下がるリスクを意識しておく必要がある と思います。

業績予想については、予想PERやROEなどの指標も記載されているので、投資判断と合わせて、現在割安なのかを考える助けにもなります。

また、前回までの記事でも述べましたが、投資候補の対象会社についてより深く分析と理解をするためには、 業界分析と競合他社比較は読むことをお勧めします 。投資候補企業の事業内容やリスク要因についての理解を深められますし、類似業種の競合他社との市場シェアの違いや、PERなどの指標を比較することで、その企業の市場における相対的な評価が明確になります。

いかがでしたでしょうか。ここで取り上げた証券会社の口座をお持ちの方は、これらの特徴を踏まえつつ、是非一度アナリストレポートを読んでみてください。また口座をお持ちでなくても、新興市場の上場企業については、マザーズ・ジャスダック・インベストメントブリッジのレポートは一般公開されていますので、投資に役立つ情報が得られると思います。

次回の記事では、企業の業績を判断する上では欠かせない、「コンセンサス予想」について解説する予定です。

(注)各社の比較表については、細心の注意をもって作成しておりますが、内容の完全性・正確性を保証するものではありません。誤りがありましたらご一報の程お願い致します。直ちに修正致します。

BY R.I