投資
(写真=Thinkstock/Getty Images)

株式投資を始める方法は大きく分けて、証券会社の営業担当者などと相談をしながら購入する「対面証券」を利用する方法と、オンラインを通じて取引する「ネット証券」で購入する方法の2種類がある。近年ではネット証券への注目が高まっているように思えるが、日本証券業協会の調査によると、株式の売買代金に占めるインターネット取引の割合は2005年の30%前後から2014年には20~25%程度と低下している。

それでは、株取引の70%近くを占める対面証券のメリットとは何なのだろうか。すでにネット証券に口座を開設している人でも対面証券に口座をもつ意味があるのだろうか?今回は、あらためて対面証券のメリット・デメリットについて考えたい。


文字通り「対面」で助言してもらえる

対面証券に口座を持つことのメリットの一つは、文字通り投資のプロから「対面」で助言してもらえる点にある。投資の世界は正確な情報をできる限り早く入手できるかどうかが勝負の分かれ目である。間違った情報に踊らされてしまえば企業の株価を正しく予測することはできない。

また、仮に正しい情報を入手したとしても、他の投資家がその情報を知っており、すでに株価に織り込まれていれば、もはやその情報には価値がない。このように、投資で利益を出せるかどうかは情報収集能力によって大きく左右される。


疑問に感じたことは「対面」で何でも質問できる

では、この情報収集能力は個人投資家と証券会社のどちらが優れているだろうか。これは明らかに証券会社であろう。個人の投資家は主に新聞や雑誌記事、これに加えて会計に詳しい人は財務諸表といった公開されている情報を一人で収集し、分析しなければならない。

それに対して、証券会社ではすでに公開されている情報だけでなく、アナリストが上場企業に訪問して直接ヒアリングをすることによって、まだ世に出回っていない情報の収集・分析を分業して行っている。こうしたことから、明らかに証券会社の方が優れた情報を有していると言えるだろう。

対面証券は、そうした日々の最新情報をレポートや動画による一方通行ではなく、「対面」で提供できる点が強みといえる。特に投資初心者の場合は疑問に感じたことなどを、その場で質問して理解を深めることができるのは大きなメリットといえよう。


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