LINEなど新しいプラットフォームとの取り組み

新たなインターネットのプラットフォームへも柔軟かつ迅速に対応しているのもバーバリーの特徴だ。2014年春夏ウィメンズコレクションではAppleとのコラボレーションによりショーのオンデマンド配信を行っている。定額制音楽配信サービスApple Musicで、一般企業では初めてバーバリーのブランド名でチャンネルを開設した。バーバリーが選曲したプレイリスト曲が聞ける。ランウェイを思わせる曲も並び、この新しいプラットフォームでも新しいブランド体験ができるようになっている。

また日本のコミュニケーションアプリLINEをグローバルパートナーとすることを発表した。今後コレクションのライブストリーミングなどはLINEの公式アカウントによるリアルタイム動画配信機能「LINE LIVE CAST」を用いて行われ、2月中旬にはLINEのオリジナルキャラクターのブラウンとコニーが特別にデザインされた、バーバリーのコラボレーションスタンプが配信されるなど、LINEの機能を活かした施策が予定されている。

バーバリーほどブランド再生のためにデジタルマーケティングに注力した企業はないだろう。ましてやイメージが重要なラグジュアリーブランドにとって、非常に実利的と思われていたデジタルマーケティングは大きな賭けだったに違いない。

しかしその成功は、デジタルマーケティングがすでに次の世代に移行したことを象徴している。カテゴリーや業界を問わず、どのようなビジネスでもデジタルマーケティングは避けて通れないものになっている。(ZUU online 編集部)

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