株式投資のリスク

(写真=PIXTA)

人生、何事もリスクは付き物である。株式投資も同様で、リスクを正しく理解してスタートするのとしないのとではリターンが大きく違ってくる可能性がある。

株式投資にはおおまかに3つのリスクがあると考えられるが、それぞれどのような点に気をつけたらよいのだろうか。他の金融商品と比較することで株式投資の魅力を明確にしていきたい。

株式投資3つのリスクとは?

株式投資に限らず、金融商品におけるリスクとは「不確実性」のことを指す。例えば、銀行預金は元本とその利息を銀行が保証しているが、預けた元本と利息以上のリターンを得ることはできない。一方、株式投資では元本保証はなく株価は常に変動する。しかしながら、配当収入や株価変動による値上がり益を得られる可能性がある。

株式投資の場合のリスクは大きく分けて3つある。

ひとつは流動性リスク。株式の場合、取引所で売買を行うが、1日の売買が少ない銘柄を保有している場合、値段が付かず売買ができないことや、希望の価格から大きく下回る価格でしか売却できないことがある。上場廃止となった場合は売却が非常に困難になる。このように取引量が少なかったり、不祥事や経営危機などで「売り」が殺到していたりする、流動性の低い銘柄を取引する場合は注意が必要だろう。

次に、価格変動リスクがある。財務状況や企業業績、その他、為替レートなど様々な要因から株価が変動することを指す。つまり、元本保証ではなく、元本を割り込む可能性があることで、おそらく、投資家が株式投資をするうえで二の足を踏ませる最も大きな理由と考えられる。

最後に、デフォルトリスクがある。デフォルトとは、企業が業績悪化などの理由で倒産してしまうことで、倒産した場合には保有株式の価値はなくなることとなる。なお、株主は有限責任のため投資した資金は回収ができないものの、当該企業の負債などの返済義務は負わない。

他の金融商品との違いは?

一口に金融商品といっても、日本株や外国株式、国債、外国債券などの現物取引から、先物取引などのデリバティブまで様々である。今回は、預金と債券、投資信託、株式に分けてリスクリターン考えてみる。

まず、預金であるが、上述のように、元本が保証されている商品のため、その利息は少なく、ローリスクローリターンの商品性となっている。

一方、債券も満期まで保有すれば元本が保証される商品である。ただし銀行預金は1000万円とその利息まで預金先破たん時にも保障されるのに対し、債券は発行体が元本を保証しているだけであるため、デフォルトリスクを負うこととなる。つまり、国債のように信用力の高い発行体のものはデフォルトリスクが小さいため、元金とその利息返済の確実性は高いものの、利回りは低く、外部格付けの低い企業の債券はデフォルトリスクが高いため高利回りとなる。

外国債券の場合には、為替変動リスクもある。為替変動リスクは、外国為替相場が変動することで、外貨建て資産の価値が変動することを示すが、当該通貨での元本は保証されるものの、円での元本が保証される訳ではないことに注意したい。

投資信託は、投資対象が株式や債券など様々であり、複数の金融商品に投資されているものもあるため、リスクとリターンのバランスは投資信託ごとに異なる。単一銘柄の株式と比べると、分散投資が行われていることからそのリスクは低くなっている。なお、一般的には、債券と投資信託はミドルリスクミドルリターンの金融商品といわれている。

最後に株式であるが、先ほど述べたように様々なリスクがあることで、預金や債券等と比較すればハイリスク型の金融商品である。しかし、企業業績次第では、高い配当利回りや株式の値上がり益を期待できる。さらに外国株式であれば、為替リスクを負うことで、為替変動による利益も期待できる。

リスクを理解すれば投資も怖くはない

「ローリスクハイリターン」の金融商品は存在せず、リスクが大きければ大きいほどそのリターンも大きくなる可能性がある。盲目的に「投資は危険」と否定するのではなく、生活に必要な資金などは普通預金や定期預金などで確保し、余裕資金をリスクの高い株式に回すなどの工夫することでリスクを抑えつつ、リターンを狙ってみるのも良いのではないだろうか。(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)