株式投資のリスク
(画像=PIXTA)

目次

  1. リスクを恐れていては投資はできない
  2. 株式投資3つのリスクとは?
  3. 他の金融商品との違いは?
  4. リスクを理解すれば投資も怖くはない

リスクを恐れていては投資はできない

人生、何事もリスクは付き物である。株式投資も同様で、恐れてばかりいては何もできない。必要なのは、リスクを正しく理解して、リスクを最小限に抑える努力をすることだ。そして、リスクをうまくコントロールできれば、大きなリターンも見込まれる。これこそが、株式投資の醍醐味でもある。

株式投資のリスクは、大きく分けて3つある。それぞれどのような点に気をつけたらよいのか、を紹介しながら、他の金融商品と比較することで株式投資の魅力を明確にしていきたい。

株式投資3つのリスクとは?

株式投資に限らず、金融商品におけるリスクとは「不確実性」のことを指す。例えば、銀行預金は元本とその利息を銀行が保証しているが、預けた元本と利息以上のリターンを得ることはできない。一方、株式投資では元本保証はなく株価は常に変動する。しかしながら、配当収入や株価変動による値上がり益を得られる可能性がある。

株式投資の場合のリスクは大きく分けて3つある。

ひとつは流動性リスク。株式の場合、取引所で売買を行うが、1日の売買が少ない銘柄を保有している場合、値段が付かず売買ができないことや、希望の価格から大きく下回る価格でしか売却できないことがある。上場廃止となった場合は売却が非常に困難になる。このように取引量が少なかったり、不祥事や経営危機などで「売り」が殺到していたりする、流動性の低い銘柄を取引する場合は注意が必要だ。

次に、価格変動リスクがある。財務状況や企業業績、その他、為替レートなど様々な要因から株価が変動することを指す。つまり、元本が保証されず、元本を割り込む可能性があることで、おそらく、投資家が株式投資をするうえで二の足を踏ませる最も大きな理由だろう。

最後に、デフォルトリスクがある。デフォルトとは、企業が業績悪化などの理由で倒産してしまうことで、倒産した場合には保有株式の価値はなくなる。いわゆる「ただの紙くずになる」ということだ。。企業が倒産した場合、株主は有限責任のため投資した資金は回収ができないものの、企業の負債などの返済義務までは負わない。

他の金融商品との違いは?