500 TYPE EVAの外観と内装のここがすごい

初号機をイメージした外観は、ラッピングでなく塗装となっている。曲線を5色に塗り分ける作業は博多総合車両所で行われたようだ。運転席乗務員ドア前に描かれた「500 TYPE EVA」と記されているのみで、エヴァに登場するメカやマークなどは描かれていない。だがドアガラスには、エヴァの主人公たちが所属する組織NERV(ネルフ)のマークが入っている。

8両編成の車内の1号車は座席がすべて取り外され、エヴァの世界観が楽しめる「500 TYPE EVA展示・体験ルーム」となっている。そこには、4つのコンテンツ「新幹線×エヴァンゲリオンパネル」「フォトスポット」「ジオラマ」「実物大コックピット搭乗体験」がある。実物大のコックピット搭乗体験では、モニターに新幹線の前面展望映像が映し出される。使徒との闘いを体験できる2分30秒の専用映像を体験することができる。ジオラマは目をこらして見ると、エヴァの登場人物が米粒のように立っているのが確認できる。

またエヴァのキャラクターパネルが一定期間ずつ交代で飾られている。この1号車への入室、体験には特設サイトによる予約(抽選)または旅行会社の専用商品を店頭での購入が必要だ。

1号車に乗車すると記念乗車証付きのガイドブック、さらに平日限定でポストカードが2枚の特典として付くという。マニアは平日に乗るべきだろう。

2号車は特別内装車。エヴァをイメージした内装で、自由席だが1号車予約者用の待機席が設置されている。通路や側壁に「NERV」(ネルフ)のマークが貼られている。その他、ヘッドカバー、座席番号シールの下にもNERVのマーク。その他の装飾もぜひ探してみて欲しい。そしてもちろん禁煙室やトイレなどもエヴァ仕様だ。

3~8号車は通常仕様とされているが、ドアの部分にはエヴァの装飾が施されているという。

博多・徳山・新山口にはブースやカフェが設置

山陽新幹線での運転に加え、新幹線各沿線にて様々な企画が展開されている。福岡駅では限定のフィギュア付きキーホルダーとオリジナルノート、広島駅ではタッチ&ゴーカードケースとフィギュア付きキーホルダーのオリジナルグッズが販売されている。

また博多駅新幹線改札内の「カフェ・エスタシオン博多」ではカフェやショップが開設されている。そして博多駅、徳山駅、新山口駅ではPR展示ブースが用意されている。

山陽新幹線500系こだま号「500 TYPE EVA」の運行期間は2017年3月までの予定。博多-新大阪間を1日1往復する。一度エヴァの世界を体験してみてはいかがだろうか。(ZUU online 編集部)

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