職場環境
(写真=Thinkstock/Getty Images)

職場環境や待遇の改善の動きがさまざまな形で活発化している。安倍晋三首相が「一億総活躍社会」を標榜し、「同一労働同一賃金」の実現に意欲を示す一方で、ワークライフバランスの実現や女性の活躍を推進する社会的な動きも拡大しつつある様子だ。

その中で、高まる民間の「働き易い職場」への関心も無視できない。特に人材会社が積極的に発信しており、多くの企業を勤務のしやすさなどで比較し、ランキングも発表している。ブラック企業への批判も高まる中で、いわゆる「ホワイト」企業に注目が集まる格好で、「職場として魅力のある企業」になれるような環境整備を求める動きもある。

こうした動きを踏まえ、人材サービス会社・ランスタッドが「働きたい企業」を表彰しており、ランスタッドアワード2016の結果として公開。今回、「最も働きたい」企業に選定されたのは、広く知られているアノ企業だ。

飲料・食品メーカーが1~3位を独占

ランスタッドアワードのランキングは「勤務先としての企業の魅力度」を基準に、優れた会社を表彰するもので、ランスタッドが世界共通の基準で、働く人々の間での企業ブランドを評価していく取り組みだ。

ちなみに、同賞に選ばれるには、「ワークライフバランスが実現しやすい」「キャリアアップの機会がある」「経営者層が優れている」「興味深い仕事がある」「職場環境が快適である」「教育訓練が充実している」「給与水準が高く、福利厚生が充実している」「環境や社会に配慮している(CSR)」「長期にわたる安定した雇用機会がある」「財務体質が健全である」という10個の項目で、評価を受ける必要がある。各項目でのランキングと併せて、トータルでの評価を行う総合ランキングが発表されているが、その中から総合ランキングについて以下で紹介する。

今年の同賞では、上位3位には、飲料・食品メーカーが入った。ランキングの第1位はサントリーホールディングス <2587> で、昨年2位だったところ、順位を上げ、ランスタッドが選ぶ2016年の「最も働きたい企業」の称号を手にした。続く2位には、キリンホールディングス <2503> が入り、昨年獲得していたトップの座を同じ業界のライバルに譲り渡した格好だ。

またトップ3の最後の一角に滑り込んだのは、明治ホールディングス <2269> で、3位まで飲料・食品メーカーが独占しており、昨年のランスタッドアワード2015と同様の傾向を示した形だ。

トヨタ、パナソニックなどがトップ3社を追随

さらに、3位以下には、自動車や電器メーカー大手などが名を連ねており、健康診断の支援や、従業員へのストレスチェック義務化が進む環境で、場環境改善の取り組みをそれぞれ進めている様子が窺える。

ランスタッドアワード2016では、トヨタ自動車 <7203> が4位にランクインし、パナソニック <6752> が5位に続いた。昨年には8位に甘んじていたトヨタ自動車がトップ3に迫った一方で、パナソニックは前年と同じ順位を維持した形となっている。

6位以下には、花王 <4452> 、日清食品ホールディングス <2897> 、全日本空輸(ANA) <9202> 、アサヒグループホールディングス <2502> 、キヤノン <7739> が名を連ねており、その中でANAが教育制度の整備度合や、キャリアアップの機会などで上位に食い込んでいるところもみられるなど、各社の特徴が出る形となった。

Amazon、日本IBMなどが海外部門でランクイン

同賞ではそれだけではなく、外資企業の「職場の魅力」も、海外企業部門で評価しており、1~5位を公表。1位から順番に、ボッシュ、アマゾン・ジャパン、日本IBM、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソンがそれぞれランクインする結果となった。

また、ランスタッドアワード2016のトップ20は以下の通りだ。

1位:サントリーホールディングス
2位:キリンホールディングス
3位:明治ホールディングス
4位:トヨタ自動車
5位:パナソニック
6位:花王
7位:日清食品ホールディングス
8位:全日本空輸(ANA)
9位:アサヒグループホールディングス
10位:キヤノン

11位:富士フイルムホールディングス <4901>
12位:ソニー <6758>
13位:オムロン <6645>
14位:味の素 <2802>
15位:帝人 <3401>
16位:本田技研工業(ホンダ) <7267>
17位:日立製作所 <6501>
18位:日本航空(JAL) <9201>
19位:東日本旅客鉄道(JR東日本) <9020>
20位:アイシン精機 <7259>
(ZUU online 編集部)

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