株式,PER
(写真=Thinkstock/Getty Images)

2月第3週の東京株式市場は、円相場や原油相場の動きを受け、粗い値動きとなった。週明け15日は円高が一服し、原油価格も持ち直したため日経平均株価は1069円も上昇し、1万6000円台を回復した。翌日以降はもみあいとなり、週末19日は1万6000円の大台を割り込んで取引を終えた。サウジアラビアなど有力な産油国が原油生産量について合意し、原油安が一服したことが日本株の下値不安を和らげた。ただ、完全に不安が払しょくされたとは言い切れない。日銀のマイナス金利政策も株式市場では消化難となっており、株価の持ち直しにはしばらく時間が必要といえそうだ。

割高感のある高PER銘柄

それでは、今回は東証1部の予想PER(株価収益率)の上位10社の顔ぶれを見てみよう。

(1) ブレインパッド <3655> 827.02倍
(2) 愛眼 <9854> 434.04倍
(3) ペプチドリーム <4587> 254.60倍
(4) ティアック <6803> 247.05倍
(5) イオン <8267> 244.76倍
(6) テンアライド <8207> 242.00倍
(7) ユーグレナ <2931> 224.13倍
(8) 日本製紙 <3863> 212.32倍
(9) リブセンス <6054> 211.86倍
(10) ラウンドワン <4680> 203.82倍
※2月19日終値で算出。連結優先。

PERは、株価を予想EPS(1株当たり純利益)で割って算出する。PERが高いということは、今期の予想純利益と比べて株価が割高であることを意味する。もともと実績のある企業が何らかの理由で予想利益を減らし、株価の調整がそれに追いついていないという事例が多いようだ。

ブレインパッド、EPS減少続く

今回は予想PERの上位ランキングから、ブレインパッド、愛眼、イオンを取り上げたい。

高PERランキングトップのブレインパッドは2004年3月に創業、2011年9月上場した。顧客企業が持つ大量のデータを分析し、販売促進策などの意思決定を支援する「ビッグデータ」関連企業である。ブレインパッドの関係者は、今期(2016年6月期)はストック型ビジネスの比重を高め、利益率を向上させる準備期間と公言しており、費用がかさむ年となる。ビッグデータ、フィンテックなど、旬のテーマに関連する銘柄として一時的に注目を集めて株価が上昇したものの、持続性を欠いている。年ベースでみるとEPSは毎年下落しており、業績からみて割高感が強い。

愛眼、業務改善効果で業績回復視野

高PERランキング2位の愛眼は、大阪市に本社を置くメガネの小売店チェーン。メガネ業界は低価格品のシェアが上昇し、守勢にまわる既存チェーンの経営悪化が目立つ。愛眼もその例に漏れず、決算ではここ数年、純損失を毎年計上してきた。今期(2016年3月期)は通期純損益予想が1200万円の黒字。約200円という現在の株価は、この業績だけをみれば割高にみえる。

ただ、2015年12月末時点の第3四半期の決算は、純損益が2億3300万円と、前述の通期予想の19.4倍にまで到達している。これまで実施してきた不採算店舗の閉鎖、メガネ一式価格「スマートプライス」による明瞭な価格表示などの改善策が効いている。現在の株価は、期末にかけて特別損失などが出ず、PERが低下することを織り込んでいるように見受けられる。

イオン、事業再構築費用で予想純利益が急減

高PERランキング5位のイオンは全国規模で店舗を構える総合スーパー最大手。店舗の規模が大きく、衣料品の売上比率が高い総合スーパーは、少子高齢化や若者の自動車離れの影響でどこも苦戦している。ただ、ファミリーマートとの経営統合を決めたユニーグループ・ホールディングスなどと異なり、イオンは本業に付随した金融サービスが好調で、総合スーパー業界の中では経営に安定感がある。

イオンは2月12日に業績予想修正を発表した。売上高は従来予想から上方修正、営業利益は8%の下方修正となった。ところが、EPSに直結する当期純利益の予想は、従来予想から実に88%減の50億円に大きく引き下げた。この結果、予想PERが大幅に上昇した。

同社は純利益の大幅下方修正の理由について「国際事業並びに国内の完全子会社の業績が想定を下回ったことに加え、株式会社ダイエーの店舗再編に伴う事業再構築費用や、年初に計画していなかった店舗のスクラップアンドビルドに係る引当金の計上等により、当初利益計画を下回る見通しとなりました」と説明している。ベトナムやカンボジアなど海外事業の強化、ダイエーという古い店が多い老舗子会社の再生に投じる費用が膨らんでいるようだ。(ZUU online 編集部)

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