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(写真=PIXTA)

バフェット流株式投資は誰にでもできる

一般投資家とかけ離れた個人資産を持つバフェット氏ですが、個人投資家にとっても株式投資の参考にできることが多くあります。

一つめは、時間を味方につける「長期投資」のスタンスです。長期投資して配当金を再投資することで、複利で運用するのと同じメリットが生まれます。

バフェット氏が投資家に送った手紙によると、1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年までの間で、S&P500の配当込みのトータルリターンが平均9.7%であるのに対し、バークシャー・ハサウェイの株は平均19.2%という驚異的な数値を出しています。また1964年から現在に至るまでの利益を合計すると、当時の株価からS&P500がおよそ110倍であるのに対し、同社の株は16,000倍近くに上り、ここを見ても桁外れの成長であることが分かります。

たしかにバフェット氏の手腕はすごいのですが、50年間のパフォーマンスでこれだけ差がつくのは、バフェット氏が長期投資で配当などを再投資すること、投資先企業が増配や自社株買いなどで株主に還元をすることで、複利運用と同じ効果を享受しているからなのです。

二つめは、割安になるまで買いチャンスを待つ「バリュー投資」の徹底です。普段、株価をチェックする時間がない人でも、株価が大きく下げている時にだけ買い、あとは何度も売り買いせず時々確認するスタンスで投資に取り組んでいる人もいます。

最後に、「企業研究」の徹底です。プランと買うタイミングが良くても、そもそも投資する企業に競争力がなくては元も子もありません。

バフェット氏の考え方は、初心者であれ上級者であれ、投資資産が小さい人であれ大きい人であれ、参考にすべき要素がたくさんあります。そして忘れてはいけないのは、バフェット氏がお金持ちになってから投資を始めた訳ではないことです。(提供: お金のキャンパス

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