ジュニアNISAは未成年の長期にわたる資産形成のための制度です。
ジュニアNISAの大きな特徴として、注意したいのが、資産の引出しです。ジュニアNISAは、口座開設者が18歳(3月31日で18歳である年の前年12月31日)になるまでは払出しができません。同じNISAの一般NISAやつみたてNISAは自由に払い出しが可能ですが、ジュニアNISAは途中で払出しをした場合は、原則として過去に非課税とされていた利益に課税されます。子どもや孫の将来に向けた資産形成を主な目的としているためです。
この払出し制限が、ジュニアNISAの普及しなかった一因とも言われています。そして、2023年をもってジュニアNISAの制度は終了することが発表されました。
2024年以降は、保有している株式、投資信託等および金銭の全額について、年齢にかかわらず、非課税での払出しが可能になります。払出し制限が改善することを受けて、制度終了が発表されたにもかかわらず、ジュニアNISAの口座数が増加しています。一般NISAまたはつみたてNISAの非課税投資枠を使い切っており、ジュニアNISAの最大80万円(年間)の非課税投資枠を利用したい人は検討してみると良いでしょう。2022年を含め、2年間利用でき、最大160万円まで投資が可能です。
auカブコム証券のジュニアNISAでは、日本の各取引所上場銘柄(株式、ETF、ETNおよびREITなど)ならびに、auカブコム証券が選定した投資信託およびプチ株(単元未満株)を扱っています。ジュニアNISA口座における取引のすべての取引手数料を無料としている証券会社に比べると、auカブコム証券は一部の取引手数料を無料としており、分かりにくいと感じるかもしれません。
ジュニアNISAは一般NISAと異なり、au PAY カード決済による積立投資に対応していないため、注意が必要です。