目次
はじめに
いよいよあと1年後に迫った2020年東京オリンピック・パラリンピック。世紀のスポーツの祭典は、では私の生活や仕事、生活にどのような意味をもたらしてくれるのだろうか。新しい東京、そして日本の姿を世界に示すと期待される大会の実像を、具体的な数字を上げて迫ってみたい。
また、オリンピックに伴い、東京の不動産価格はどのように変化するのだろうか? オリンピックに向けた東京の不動産と今後の動向を考察していく。
「56年ぶりの東京開催」
前回の東京オリンピック・パラリンピックが開催されたのは、1964年。アジア初のオリンピックとして大きな注目を集めた。実際この大会の開催を機に、日本は戦後からの復興を世界に向け高らかに宣言した。そして半世紀を超える56年という歳月を経て、再びオリンピック・パラリンピックが東京で開催される。その東京が世界に向けて発信するのは、「スポーツは世界と未来を変える力がある」というビジョンである。
「開催期間が1964年大会の17日間、2020年大会は30日間」
1964年の東京オリンピックは10月10日(土)~24日(土)の14日間に渡って開催された。パラリンピックは当時、「ストーク・マンデビル競技大会」といった呼称だったが、64年11月に3日間おこなわれているようだ。
そして2020年東京オリンピックは、7月24日(金)~8月9日(日)、パラリンピックは8月25日(火)~9月6日(日)にわたって行われる。2020年、30日間におよぶ国際スポーツの祭典が東京で催される。