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自分の市場価値を上げるポータビリティスキル
前回【第1回】では今後機械化される仕事が多いということを解説したが、市場で生き残るためには以前よりも汎用性の高いスキルが必要だ。そこで身に付けたいスキルがポータビリティスキル。
手に職を付けることももちろん重要かもしれないが、単一の技術は機械化されやすいのも事実。たとえばプログラミングスキルなどは一生食べて行けるスキルに思えるかもしれないが、実際はもっとも機械化されやすい分野と言っても過言ではない。
そこで今回【第2回】では、ポータビリティスキルとは何か、どのように身に付けるか、といったことを解説する。
ポータビリティスキルとは?
ポータビリティスキルとは、「持ち運びできるスキル」つまり職場や職種の垣根を越えて通用するスキルであり、ポータブルスキルと呼ぶ場合もある。
転職市場で求人サイドのニーズとミドル層のマッチングにあたっては、従来重きを置かれていた「専門性」よりむしろ、新しい職場に順応できる適応能力と同時に、「ポータビリティスキル」が求められる。
ポータビリティスキルは、大きく分けて、「仕事の進め方(コンセプチュアルスキル)」と「対人関係(ヒューマンスキル)」で構成される。