「ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック」2017年12月3日の放送回をお届けします。
篠 あらゆる経済、金融情報から、税金、保険、不動産、資産運用の話までタブーなしに、どんどん切り込んでいきますよ。ファイナンシャルプランナー篠原充彦と。
橋 橋詰優子がABCラジオからお届けしています。
2000円の負担で特産物が貰える「ふるさと納税」の魅力
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橋 知っとこ
篠 マネーワード
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橋 「知っとこマネーワード」、このコーナーでは、最近ニュースや新聞で目にする、気になる経済用語やキーワードをピックアップし、実践に役だつよう、わかりやすく解説していきます。さあ、篠原さん。今日解説していただくマネーワードは、こちらですよ。「ふるさと納税」。きました。これね、私ね、教えていただきたいなあと思ってたんですよ。
篠 今ほんとに、ようやってますもんね、ふるさと納税。
橋 ずっと気になりながらも、なんか、よくわからない。手続きとか、税金のこととかからんでくるでしょ。それで、怖くて手をつけずに、ここまできてしまったんですけれども。
篠 うわー、橋詰さんともあろう人が。
橋 え?だいぶ後れをとってますかね。
篠 いやいや。これは今日説明聞いたあとに、すぐにクリックしてると思いますよ。
橋 そうですか?なんか今ね、ネットでクリックでふるさと納税もできるってことなので、そのあたり、詳しく教えていただきたいんですけども。
篠 わかりました。イメージはどんなイメージですか?
橋 全国どこの場所でも納税ができて、そして、2000円であらゆるものが手に入る。肉、魚、カニとかイクラとか。そういうものですよね。
篠 まあまあ、そうですね。考え方は全然違いますけども。
橋 あ、違う?
篠 けど、いろんな地域に納税できるというのは、すばらしい制度なので、ここに関して簡単にちょっと説明しますね。
橋 まず、ZUU onlineさんで「ふるさと納税」と検索しますと、「ふるさと納税、知っているが未経験が8割弱」。知ってるけれど、やったことないって人が8割。そのなかに私も入ってますけどね。
篠 めんどくさそうとかね。
橋 ただ、やったことがあるって人は、返礼品がもらえるからとか、住民税が控除されるからって理由で、されているんですよね。これほんとに、やってる人はものすごく詳しいし、やってない人は全然知らないってことなんですけど。私もこのあいだ、会社の先輩の家に遊びに行ったら、返礼品で生活しているんですよ。
篠 そうなんですね。
橋 自転車も鍋も、食材とか。あらゆるものが、これもふるさと納税、これもふるさと納税って言って、びっくりしたんですけれども。でも、そういうこともできるわけですよね。
篠 食べ物だけじゃなくて、もちろんおっしゃるように、パソコンであったりとかね。
橋 そうそう。うちのプロデューサーが、ふるさと納税でパソコンを入手したと。
篠 入手してましたね。ふるさと納税というだけあって、もちろんこれ、自分のふるさとで納税するというのもいいんですけれども、自分が応援したい町、あるじゃないですか。本来自分が住んでる自治体の、まあ住民票があるところですね、そこに払うべきはずの住民税を、違う応援したい町に、自分の意思で払うことができるんですよ。
橋 だから、たとえば災害の復興支援をしたいなあとか、生まれ育った町に入れたいなあとか、そういうことですよね、本来の趣旨が。
篠 たとえば10万円としましょうか。住民税10万円が、何もしなかったら、自分の住んでいる地域に10万円納税するんですけれども、その10万円を実際に、限度額があるんですけれども、限度額を上限に、自分が応援したい町に寄付することができる。
橋 そうそう。これはね、ふるさと納税と言いながらも、実は寄付というものなんですよね。
篠 本来は、これ寄付なんですよ。
橋 そこがね、混乱を招く要因なんですけれども。
篠 そうなんですよ。大前提は寄付なんです。
橋 それプラス、よく2000円で返礼品が、って言うじゃないですか。
篠 言います。2000円は覚えてましたね、橋詰さん。
橋 はい。だってお得感あるじゃないですか。2000円で肉とかカニとかもらえるって(笑)。
篠 そうですよね。もらえますからね。
橋 要するに、自動的に自分の給料から引き落とされて終わりっていう住民税と、スタイルを変えて納税できるってことですよね。
篠 そうですよね。
橋 で、イコール寄付でもあると。
篠 寄付でもあると。
橋 そしてなんと、篠原さんが先日、ふるさと納税をやってみたと。
篠 やりました。
橋 どこにされました?
篠 えーとね。新潟県の柏崎市。
橋 はあー。で、返礼品は?
篠 返礼品は12月の25日くらいにきます。おせちがきます。
橋 おせちが今出てるんですか?
篠 そうですね。
橋 新潟からやってくるんですか?
篠 新潟からやってきます。
橋 ほー。どうやって申し込んだんですか?
篠 これは、いろんなポータルサイトがありますので、ポータルサイトから、僕はおせちよりも、地元を応援したいっていうのが、けっこうメインなんですね。で、地元産で作っているところのおせち。
橋 なるほど。今地元産じゃないものを使った返礼品っていうのもあるらしいですね。
篠 そうなんですよ。けっこう過熱してて、東北のほうで関西の料亭のおせちを、ふるさと納税の返礼品で出してるとかね。
橋 へー。でもこっちとしても、地元のものが欲しいですもんね。
篠 そうなんです。そこに納税することによって、地元の方ももちろん雇用として潤っていって、消費も上がっていくというのがいいなあというのが、僕のスタイルなので。そういう意味では、新潟県の柏崎市は、自分がやっているところの特産品を全部おせちに入れて送ってきてくれますので。
橋 いいですね。今回本当にびっくりしたんですけど、ふるさと納税のサイトっていうのがいっぱいありまして、ぱっと見、ヤフーショッピングとか楽天市場かなと思うような、ショッピングサイトのような華やかさで。
篠 ショッピングサイトみたいになってますね。
橋 フルーツ特集とか、お肉特集とか、地域でチョイスすることもできたりとか、ランキングがあったりとか。で、ぽんぽんぽんとクリックしていって、なんと最後、クレジットカードで決済して終わりっていう。
篠 そうです。
橋 この手軽さ!びっくり!
篠 完全なるショッピングサイトですよね。