先々週からスタートし4月26日が前半戦のピークとなった3月決算企業の本決算発表も大型連休で一旦中断となっていましたが、連休が明けて再開となっています。そして決算発表を行う企業もここにきて増えており、TOPIX500採用銘柄に限っても昨日は50社以上の企業が決算を発表しました。そこで今回は9日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
そのなかでも特に注目を集めたのがソフトバンクグループ(9984)で、ソフトバンク・ビジョン・ファンドなどの評価益が寄与し前期の営業利益は前期比80%増の2兆3539億円となりトヨタ(7203)に迫る規模となり、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの2号ファンドの立ち上げも表明しています。ただ、本日の株価は上昇して始まったものの買いが続かず結局大きく下げて取引を終えています。
もう一つのヒント
●週明けの決算発表スケジュールは
3月決算企業の本決算発表も本日がピークとなりましたが、週明け以降もまだまだ多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか13日は大林組(1802)やコニカミノルタ(4902)、いすゞ(7202)などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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