先月中旬から小売り企業を中心とした2月決算企業の第1四半期決算発表がスタートしていますが、それも7月に入って一段と本格化しています。そこで今回は7月11日から12日までの決算を早速集計してみました。まだ、第1四半期ということもあって業績予想を修正する企業はわずかですが、それでも決算に株価が大きく反応する銘柄が幾つかみられました。
例えば第1四半期の営業利益が前年同期比で6割近い大幅な減益となった安川電機(6506)は株価が4%近く下落したほか、第1四半期が営業赤字となったランド(8918)も株価が急落し11%余り下げています。一方で第1四半期の営業利益が4割を超す大幅な増益となったいちご(2337)は株価が急伸し14%近く上げています。また、同じく大幅な営業増益となったディップ(2379)も株価が8%高となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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