先週からスタートした3月決算企業の第1四半期決算が今週に入って一段と本格化しています。こうしたなか昨日は決算発表の集中日で数多くの企業が決算を発表し、TOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても一気に80社以上の企業が決算を発表しました。そこで今回は昨日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。
そのなかでも株価が決算に大きく反応したのが第一三共(4568)で、通期の業績予想は据え置きとなりましたが、第1四半期の営業利益が前年同期比で9割増の大幅な増益となったことで決算発表直後に株価が大きく上げ幅を広げる展開となりました。また、大幅な営業赤字予想ながら通期の見通しを引き上げた武田薬品工業(4502)も株価が大きく上げています。
もう一つのヒント
●明日の決算発表スケジュールは
3月決算企業の第1四半期決算が今週に入って一段と本格化しています。こうしたなか明日はトヨタ(7203)が後場の取引時間中に決算を発表するほか、取引終了後にはホンダ(7267)も決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・2019年7月米国雇用統計プレビュー
・米FRB「タカ派的利下げ」:今後もごく緩やかな利下げが現実的
・FOMC後のマーケット動向
・割安感強まった円をロングに ユーロはショート拡大
・FOMCを控えて様子見の中、マーケットの今後の動向は