7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算も先月中旬で終了となりましたが、7月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しも一通り終わったと思われます。そこで今回は7月29日に決算を発表したTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に決算発表後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
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(画像=PIXTA)
そのなかでも特に目標株価の引き上げが特に目立ったのがSCREENホールディングス(7735)で、第1四半期の営業損益が赤字となり、通期の見通しも下方修正されましたが、4-6月期の半導体製造装置の受注に回復がみられたこともあって決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。また、JSR(4185)とSCSK(9719)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げたほか、大陽日酸(4091)でも2社が目標株価を引き上げています。
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(画像=マネックス証券)
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・今後の相場見通し
・7月29日に決算を発表した企業で目標株価の引き上げがみられる銘柄は
・銀行株に好機。但し、再編期待よりも高配当狙いで
・広木隆のMonday Night Live
・週後半から始まる日米欧金融政策会合に注目