(本記事は、原 マサヒコ氏の著書『入社1年目の心得』総合法令出版の中から一部を抜粋・編集しています)

ガッツポーズ
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「勝てる仕事のやり方」を知っているか

どうしたら勝てるかを全力で考える

これから仕事をするうえで意識してもらいたいのは、「どれだけの時間働いたかではない」ということ。今の時代は、働き方改革という名の下に残業時間の規制をはじめとして「働く時間」というものに意識がいっていますが、重要なのは時間の量ではありません。

また、逆に「好きなことを仕事にしよう」といった論調もよく耳にします。「好きなことを仕事にしていれば、無理に成果なんて追う必要はない」と考える人もいるようなのですが、これも間違っています。会社組織として仕事をする以上は成果を追わなければなりません。会社に所属してお給料をもらうということは、すなわち成果を求められているからです。

子どもが憧れる仕事として、昔は「プロ野球選手」がダントツ人気でした。プロ野球選手がすべきことは試合に出て結果を残すことです。そうしてチームに貢献し、優勝を目指していくのです。もちろん、そこで結果を残せなければ年俸は下がりますし、怪我や体調不良で試合に出られないと戦力外通告を言い渡されたりもします。

プロ野球選手であれ、オフィスワーカーであれ、お金をもらっている以上、要求されるのは成果です。決められた時間の中で完成度の高いものをいかに提供するか。これがプロの仕事人として一番大切なことです。長時間仕事をしたからといって必ずしも成果が出るわけではないですし、好きだからといって成果が出るものでもありません。ましてや嫌いだから「やりたくない」などと言うのは子どもの言うことです。嫌いであっても、苦手であっても、どうしたら勝てるかを全力で考えなければなりません。ですから、「勝てる仕事のやり方」をどれだけ知っているかということが大事なのです。

「勝てる仕事」を見つけるには

仕事を進めるにあたっては「勝算」を見極めることが重要で、いかに勝てるか、勝ち方が見つかるかを考えなければなりません。紀元前の中国に、孫武と呼ばれる兵法家がいました。その孫武は、「算多きは勝ち、算少なきは勝たず。況(いわ)んや算なきに於(お)いてをや」と言っていたそうです。これはつまり「戦う以前に勝算が多かったほうが勝ち、勝算が少なかったほうは負ける、そもそも勝算がないようでは話にもならない」ということです。

戦う前の準備や作戦で、既に勝てるかどうかはわかってしまうということです。ですから事前に勝算を高めるために準備をしたり、勝てる部分を見極めたりするということが負けないために重要なことなのです。

ほかにも孫武は、「勝兵は先ず勝ちて而(しか)るのちに戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而るのちに勝を求む」とも言っています。これは、「勝つほうは先に勝つという見通しが立ってから戦い、一方、負けるほうは戦いを始めてからどうやったら勝てるかを考えているのだ」ということで、先ほどと同じ意味です。戦いを始めてから「どうやったら勝てるだろうか」などと考え始めても遅いのです。

では、勝算を見極めて「勝てる仕事のやり方」を見つけていくにはどうしたらいいかというと、「経験」を重ねていくしかありません。入社1年目の皆さんは、与えられた仕事をただ漫然とこなしていくのではなく、とにかく手を出していって自分が他者よりも優れている部分を見極めていくのです。常に自分を客観的に見て分析していくことで、ピンと来るものに遭遇するはずです。

私自身もそうでした。数年にわたって様々な仕事を積極的に担当していく中で「文章を書いていく」ということが他者よりも優れていることがわかっていきました。そうなると今度は、これが「勝てる仕事だ」と考えてその部分を強化しようとしました。すると文章を書く仕事がどんどん集まり、評判を呼び、信頼されるようになり、ついには独立することにまでつながったのです。確固とした「自分の核」となるものがひとつでもあれば、そこに集中して磨いていけば良いということがよくわかったのです。

ぜひ皆さんも、これから始まるキャリアの中で、経験を重ねながら「自分が勝てる場所」を狙い続けてほしいと思います。勝てる場所が見つかったら、集中して強化するのです。それこそが、勝てる仕事のやり方だと言えます。

染まるな、早く帰りなさい

なぜ残業するのか

先ほども書きましたが、重要なのは時間の量ではなく、時間の質を高めて成果につなげることです。しかし現状では、とにかく残業ばかりで遅くまで働いている人がいるわりに、その人がハッピーではない会社も多いです。残業文化が染みついている会社の場合、帰りたくても帰れない雰囲気があるのかも知れません。

しかし、文化や雰囲気などに染まらず「早く帰りなさい」と声を大にして言いたいと思います。もしかすると、早く帰りたくても残業を強いられてしまうという場合もあるかも知れません。あなたがそういった環境に置かれているという場合には、冷静に次のようなことを考えてみてください。

①その残業は一過性のものか、慢性的なものか
残業を強いられてしまう場合、その残業は一過性のものでしょうか。例えば、業界的に「夏はどうしても忙しくなり、人手が足りない」などの時期的なものであればまだ納得がいきます。特定の時期を乗り切れば、定時退社が可能になるのであれば問題はありませんが、慢性的に残業が続いているような会社は注意が必要です。一過性のものであっても、その時期に外注をコントロールすることで残業を抑えたりもできますが、慢性的なものである場合はマネジメントが機能していない恐れがあります。
②特定の上司に強要されていないか
入社時の面接でも「残業は少ない」と聞いていたし、会社全体としても残業は少ないのに、上司からは残業を求められる、ということはないでしょうか。つまり、その上司だけが残業を要求してくるというケースです。帰ろうとしても「周りが仕事をしているのに、新人のお前は帰るのか?」などと強要してくる場合には、パワハラなどの疑いが出てきてしまいます。
③あなた個人に起因するものか
実際に仕事を任されて対応しているものの、先輩よりも時間がかかってしまい残業時間に突入してしまったという場合もあるでしょう。それであれば、あなたの仕事のスピードが上がれば残業は解消されるので問題ありませんし、あなたがスピードを上げるための努力をすれば良い話です。しかし、帰り際に大量の雑務を任されるなど、物理的にどう考えても残業せざるを得ないとなると話は別です。ある意味、②と同様、嫌がらせのように残業をさせようとする上司に原因があると考えられるでしょう。

まっとうな会社であれば、長期的に戦力になってくれることを期待して、新入社員はしっかりと育ててくれるものです。ですから、皆さんが残業をしていると先輩社員は早く帰るように促してくれることでしょう。そもそも新入社員というのは、残業をしなければいけないほどの戦力にはならないからです。よっぽどあなたが即戦力のスーパーヒーローでもない限り、ほとんどの新入社員に当てはまることなので、気にする必要はありません。ですから、新入社員に残業をしてもらわないといけないような会社というのは、「会社として余裕がない」「マネジメントが機能していない」など、何らかの問題があると考えても良いと思います。

とにかく定時で帰る

改めて言いますが、入社1年目の皆さんにお伝えしたいのは、とにかく定時で帰ることを考えてくださいということです。残業するのが当たり前のような空気であれば、新人のあなたがその空気を壊してしまえば良いのです。やむを得ず残業が発生するとしても、残業時間を徐々に短くしていき、とにかく「早く帰るキャラ」を確立してしまうのです。場合によっては「残業」という常識を破壊してしまい、会社全体の空気を変えることにもつながるかも知れません。

早く帰って何をするかというと人それぞれですが、共通して言えるのは「しっかりと寝る」ということは守っていただきたいものです。「定時で帰っているのに遊んでしまって睡眠不足」というのでは、帰っている意味がないからです。睡眠というのはとにかく重要で、生きていくうえですべての原点です。「睡眠時間を極限まで削って仕事をする」というのがカッコいいとされていた時代もありましたが、人間は睡眠時間を削ってしまったら良い仕事はできません。皆さんはぜひともしっかりと睡眠時間を確保してください。最低でも6時間以上は寝てもらいたいものです。

しかし、やはりどうあがいても残業を免れないとか、仕事がないのに早く帰ることを許されないなどといった環境の場合、入社1年目であっても転職を考えないといけないかも知れません。「入ったばかりなのに転職なんて」と思うかも知れませんが、そんな会社に長くいて身体を壊してしまったら元も子もないのです。

friends
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会社以外の人と会いなさい

「井の中の蛙」になるな

残業をせずに早く帰ってしっかりと寝てもらいたいですが、それ以外の時間は何をするべきかというと、息抜きをするだけでなく、ぜひ人に会ってもらいたいものです。前章の「インプット」のところで「人に会おう」と書きましたが、特に社外の人たちと接する時間を作ることは意識してもらいたいと思います。

毎日会社と家を往復して、会社で同じ人から同じような話ばかり聞いていると、どうしても自分の視野は狭くなってしまいがちです。この先それが何年も続いていくと、完全に「井の中の蛙」状態になってしまいます。「井の中の蛙」を念のため説明すると、狭い見識にとらわれてしまい、ほかに広い世界があることを知らずに、「自分の住んでいるところがすべてだ」と思い込んでいる人のことを指した言葉です。小さな井戸の中に住む蛙は、大きな海があることを知らないという意味から、物の見方や考えが狭いことを指摘する場合に多く使われます。

そんな「井の中の蛙」状態になってしまうと、成長もすぐに限界がやってきてしまうものです。実際に私も入社1年目の頃から社外のセミナーや勉強会、読書会などに積極的に参加していました。そこで社外の人の話を聞くことで刺激を受けたり、自分の置かれている状況を俯瞰(ふかん)して冷静に分析できたり、良いことばかりでした。さらに言えば、そこでつながった人たちがのちに企業の役員などになり、誘われて一緒に仕事をする機会にも恵まれました。社外に出ていくことでとても強い人脈を作ることができたというわけです。

ちなみに、皆さんの中にはお酒が苦手な人もいるかも知れません。「お酒が飲めないから社外の集まりには顔を出しづらい」と思うかも知れませんが、飲まなくても大丈夫です。私も体質的にお酒が飲めず、少しでも飲むとフラフラして具合が悪くなってしまいます。ですので、夜のイベントや懇親会などの席ではその旨を伝えてから参加することが多いのですが、お酒を飲まない分じっくりと深い話ができることも多いので、自分の体質に感謝しています。

「社外のコミュニティ」で役立つ情報や経験を得る

また「読書会」というキーワードを先ほど書きましたが、世の中には様々なコミュニティがあるものです。「読書会」というのは読んだ本を持ち寄って意見を言い合うコミュニティで、興味本位で参加していました。同じ書籍について深掘りをして議論したりするのがとても楽しく、自分がそこで意見や感想を言うだけでなく、色々な業界の人たちが自分たちの立場から意見を言うので、本当に刺激的でした。こういった刺激は、会社の中にいるだけではなかなか味わえません。会社以外のコミュニティで社外の人と触れることによって、長い目で見ると自分や会社のために役立つ情報や経験を得ることができるのです。

「社外のコミュニティ」という話をすると、入社1年目で「これからガンガン働くぞ」という皆さんからすれば疑問に思う部分もあるかも知れません。「自分の会社に貢献することだけを考えて、社内で長時間働いていたほうが社内の評価につながるのでは」と思う人もいるでしょう。しかし、社外の様々な人と交流することで、社内では得られない広い視野や発想力を手に入れることができるのは確かです。

業務終了後に活動するのが大変だという人は、ランチの時間を使って色々な人と会うのも良いでしょう。初めの頃は同僚などとランチに行くかも知れませんが、いつまでも一緒にいてはいけません。自分とは関係のない部署の人や、先輩を誘ってランチに行きましょう。そうすることで、会社を立体的に見ることができるはずです。また、それだけでなく可能であれば役員や社長も誘ってみても良いかも知れません。

見通し
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本物を知りなさい

偽物しか知らない状態では成長しない

何度か書いてきたように、仕事においては「ロジカル」つまり論理的な面が重視されますが、それとは逆に感覚的な面は一切必要ないかというと、そんなことはありません。インターネットの発達により個人が接するデータ量が爆発的に増える中、論理の組み立てだけでは結論を導き出すことが難しい場面もあります。そうした場合に役立つのが「直感」のようなもので、感覚的に判断するような場面もたくさん出てきます。では、この「直感」を磨くためにはどうすれば良いかというと、ずばり「本物」を知るということです。本物というのは、つまり一流の人がやった仕事全般を指します。

例えば、先に挙げた孫武による兵法書『孫子』や孔子らによる『論語』のような古典もそうです。2000年以上も昔から語り継がれ、現代に生き残っているわけですから「本物」と言えるはずです。書籍であればほかにもたくさんの古典の名著はありますが、読書だけでなくプロのスポーツ選手の試合を観戦するというのも良いと思います。プロ野球選手がバッターボックスに向かう様子や、プロボクサーが敵に立ち向かって戦う様子を肌で感じると、何らかの刺激を受けると思います。

少し奮発して、一流ホテルに泊まってみたり、高級レストランで食事をしてみたりするのも良いでしょう。一泊5万円もするようなホテルに泊まると、どのようなサービスを受けられるのか、どんな人が泊まっているのかを体感できます。また、ミシュランで星がつくような高級レストランに行ってみても同様です。一流の接客に触れることができるはずです。

また、美術館に行くのも良いと思います。絵のことがよくわからなかったとしても、美しい絵画や美術品を眺めることにより、美的感覚を磨くことができるはずです。まさに「直感的に」美しいと感じる能力です。もちろん、美術品のことをよく調べることで、その絵が描かれた背景や、画家それぞれの個性や心理状態を知るとより深く、想像力が掻き立てられることになるでしょう。こういった「本物」に触れるという行為は、明日からの仕事に直接的に関係してくるわけではありません。しかし、直感を養うだけでなく、日常を客観的に見つめ直す機会になったり、自身の成長を手助けする経験になったりもするものです。

どんな仕事であってもそうですが、ある程度のスキルレベルがあれば仕事をこなすことはできるでしょう。ましてや世界最高水準のレベルなど知らなくても、やれることは多いのではないかと思います。「超高級ホテルで働いています」など一流の人を相手にする仕事でもなければ、適当な水準でもやっていけるでしょう。

しかし、自分がなれるかなれないかは別として、世の中で求められている「最高水準の仕事」というのがどのようなものなのかを自ら知ることが大切なのではないかと思います。そういったサービスや仕事ぶりに触れることで、自分のレベルの低さを知ることになったり、仕事への自覚が高まることになったりと、刺激を受けることにつながるのです。

本物を知る人は偽物と本物を見極める目を持つことになりますが、偽物しか見たことのない人は本物と偽物の区別すらつかないものです。本物を知ったうえで場面に合わせて安い偽物をあえて選択するのなら良いのですが、偽物しか知らない状態では自分自身が成長することは不可能です

そういった意味でも、積極的に外に出て〝本物を知る機会〟は増やしていただきたいと思います。

仕事には「にんべん」を足す

「動き」と「働き」

仕事に向かう時には、「にんべん」を意識してもらいたいものです。

「にんべん」を意識するとは、「動き」「働き」の違いです。私が入社1年目の時、職場で漫然と仕事をしていると、先輩から「お前、ただ〝動いてる〟だけじゃない?」とよく指摘されました。何も考えずに手足を動かすのではなく、頭を使って目の前の仕事にアイデアを付加しろ。そうやって効率を上げていくことこそが「働く」ということだ、というわけです。その「働き」からさらに効率化を図り、最終的には自動で回るようになることを目指せというのです。

「頭を使って目の前の仕事にアイデアを付加しろ」と先輩に言われ続けていましたが、実際どれだけ目の前の「やらなければいけないこと」に追われていたとしても、常に頭を使って「もっと良くする方法はないか」と考えていくべきだと思います。例えば、お客様の期待以上のアウトプットをすること。上司の予想以上の結果を残すこと。そういったことのために、自分自身のアイデアを仕事に加えていくのです。そして今よりも効率的な方法を考え、変え続ける。仕事というのは、そういった動きをしていくべきだと言えます。

仕事の中には、ルーティンワークと呼ばれるものもあるかと思います。例えば、ファイルを整理したり、データを一定ルールで集計したりという動きです。これは「創造的ではない仕事」ですから、極力「にんべん」を足していくべきなのです。こういった雑務を専門としたアルバイトでもない限り、これらの仕事に時間を費やすほど無駄なことはありません。ルーティンワークは誰でも同じアウトプットになりますから、そこで差をつけようと思ってもなかなかできません。どんどん時間を圧縮し、結果で差がつけられる仕事にフォーカスしていくべきでしょう。

また、時間の圧縮だけでなく、「今やっている手段の置き換え」についても「にんべん」を足しながら考えてみましょう。例えば、社内コミュニケーションやマネジメント、タスク管理やスケジュール管理など、従来から紙ベースでやっているような各種管理をITツールで置き換えられないだろうかと考えるのです。ここでも「ツールの理解」が必要になりますが、上手く置き換えることで多くの時間短縮や効率化を図ることができますので、常に模索し続けるべきだと思います。

「仕組み作り」を考える

そして、ツールを使う以前にまずやるべきことは、自分自身の仕事を細かく分析していくことです。私が入社1年目の頃も先輩から「無駄な動きがないか」と一挙手一投足を見られていましたが、そうすると常に頭をフル回転させながら仕事をするようになっていました。また、毎日仕事が終わってからは自分の動きを振り返り、「もっと効率よくやる部分があったのではないか」と改善点を考えていました。

皆さんの働き方の中で「もっと効率よくやる方法」はないでしょうか? ぜひ振り返ってもらいたいものです。たとえ効率の良いやり方を見つけた場合でも、一過性で終わらせてはいけません。できる限り習慣化していくために、「仕組み作り」を考えていきましょう。「どうしたら今の動きを習慣化することができるだろうか」と考え、実行することで定着させていく。そこまでできて初めて「仕事ができた」と言えるのだと思います。

入社1年目の心得
原 マサヒコ
プラス・ドライブ株式会社 代表取締役。1996年、神奈川トヨタ自動車株式会社に現場メカニックとして入社。5000台もの自動車修理に携わりながらも、技術力を競う「技能オリンピック」で最年少優勝に輝く。さらに、カイゼンのアイデアを競う「アイデアツールコンテスト」でも2年連続全国大会出場を果たすなど活躍。活動の場をIT業界に変えると、PCサポートを担当したデルコンピュータでは「5年連続顧客満足度NO.1」に貢献。インターネットベンチャーや1年間のニート、フリーランスなどの経験を経て2015年にライティングに特化した会社を設立し、現在は多くのクライアント先に対して付加価値を提供している。また、全国から講演依頼を年間で50回以上受け、「トヨタの現場ノウハウ」や「若手のキャリア構築」について講演することをライフワークとしている。著書に、『人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた』(経済界)、『どんな仕事でも必ず成果が出せる トヨタの自分で考える力』(ダイヤモンド社)、『Action!トヨタの現場の「やりきる力」』(プレジデント社)などがある。

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