東南アジア株,経済成長
(画像= PIXTA)

国内のネット証券において、東南アジア株(アセアン株)を扱っているのは、 楽天証券 と、 SBI証券 になります。

目次

  1. 楽天証券の東南アジア株は?
  2. アセアン各国の投資レポートが見れる「SBI証券」
  3. 東南アジア株の手数料比較
  4. 楽天証券とSBI証券東南アジア株売買ランキング
  5. 東南アジア株を取引するネット証券選びのポイント
  6. 東南アジア株売買ランキング
  7. 実際に株式投資を始めてみる

楽天証券の東南アジア株は?

楽天証券 では、シンガポール(101銘柄)、タイ(73銘柄)、マレーシア(38銘柄)、インドネシア(69銘柄)を扱っています。

楽天証券 内での売買代金のランキングの中には、マレーシアのセブンイレブン・マレーシア(小売業)、タイのバンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(ヘルスケアサービス)、インドネシアの(テレコムニカシ・インドネシア(電気通信サービス)、インドネシアのアラムステラ不動産(不動産業)、タイのタイ空港公社(運輸業)などが上位に入っています。

アセアン株式の売買手数料については、国内手数料として、円換算した約定代金の1.0パーセント(税込で、1.08パーセント)です。最低手数料として、540円(税込)が必要です。その他の現地手数料と、現地諸費用は 楽天証券 が負担するため不要です。

提供される投資情報としては、この 楽天証券 のホームページのアセアン株式のコーナーに「アセアン株式入門講座」と命名されたアセアン株を取引するうえで必要になるであろうと思われるアセアン各国の概観、経済、代表企業にかんする情報が提供されています。

また、シンガポールの大手証券会社であるフィリップ証券が提供する証券レポート「アセアン株式レポート」を日本語で閲覧できるサービスも提供しています。その他、動画共有サービスであるUSTREAM(ユーストリーム)において、毎週金曜日の17:00~17:10の時間帯で、アセアン主要4カ国に株式市場を独自の視点で、解説します(解説者は、庵原浩樹氏)。

楽天証券では現在、キャンペーンにエントリーし取引期間中に現物取引デビューしたお客様全員で200万ポイントを山分けするキャンペーンを10月30日まで実施している。

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楽天証券 SBI証券
取引銘柄数
シンガポール 101 40
タイ 73 40
マレーシア 38 40
インドネシア 69 30
ベトナム 360 -
※買取請求のみ

アセアン各国の投資レポートが見れる「SBI証券」

SBI証券 」では、シンガポール(40銘柄)、タイ(40銘柄)、マレーシア(40銘柄)、インドネシア(30銘柄)に加えて、ベトナム株(360銘柄)を扱っています。SBI証券内での売買代金のランキングの中には、ベトナムのサイゴン証券(投資銀行業務も手がける証券会社)、インドネシアのテレコムニカシ・インドネシア(通信サービス会社)、シンガポールのYOMA・ストラテジック(ミャンマーにおける不動産開発、販売、プランテーション事業、百貨店経営、トラック販売)、タイのCPオール(コンビニエンスストア運営会社)、マレーシアのセブンイレブン・マレーシアなどが上位に入っています。

東南アジア株の手数料比較

国名 手数料
シンガポール 約定代金×1%
タイ 約定代金×1%
マレーシア 約定代金×1%
インドネシア 約定代金×1%
ベトナム 約定代金×2%

アセアン株式の売買手数料については、ベトナムのみ約定代金の、2.0パーセント(税込2.16パーセント)で、それ以外の4カ国は一律して、1.0パーセント(税込1.08パーセント)です。

しかし、 楽天証券 とはことなり、最低手数料は、それぞれの国の通貨によって定めています。たとえば、ベトナムの最低手数料は、税込1,296,000ベトナムドンとなります。

どの国の株式であっても、売却代金が、最低手数料に満たない場合は、約定代金の54パーセント(税込)が手数料となります。提供される投資情報としては、 SBI証券 のホームページのマーケットニュースにて、トムソン・ロイター社提供の「アジアマーケットニュース」が、マーケット情報のコーナーのレポートページにはいれば「グローバル・ストラテジー・レポート」において、アセアン各国の投資レポートを見ることができます。

SBI証券では現在、口座開設と条件達成で最大20万7500円をキャッシュバックするキャンペーンを10月30日まで開催している。

楽天証券 SBI証券
取引銘柄数
シンガポール 101 40
タイ 73 40
マレーシア 38 40
インドネシア 69 30
ベトナム 360 -
※買取請求のみ

楽天証券とSBI証券東南アジア株売買ランキング

楽天証券 SBI証券
1位 Xトラッカーズ FTSEベトナム・スワップ UCITS ETF(シンガポール) キンバック都市開発(ベトナム株式)
2位 エアアジア・グループ(マレーシア) バンク セントラル アジア(インドネシア株式)
3位 iシェアーズ MSCI インディア インデックス(シンガポール) シンガポール・テレコム(シンガポール株式)
4位 シンガポール・テレコム(シンガポール) デルタ電子(タイ株式)
5位 DBSグループ・ホールディングス(シンガポール) YTLパワー インターナショナル(マレーシア株式)
※SBI証券のランキングは東南アジア全体ではなく、ベトナム株式、インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式の各1位を記載。

楽天証券、SBI証券では上記の売買ランキングを参考にしながら銘柄を選べます。

楽天証券における東南アジア株売買ランキングではシンガポール株式の銘柄が多くランクインしています。楽天証券ではシンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式、インドネシア株式の取り扱いがあるため、その中でもシンガポール株式の売買が活発に行われていることが参考になるはずです。

SBI証券では東南アジア全体のランキングはありません。しかし、ベトナム株式、インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式における各ランキングが確認できます。そのため、自身が投資したい東南アジアの銘柄をより詳細に調査が可能です。

東南アジア株を取引するネット証券選びのポイント

両方のネットに証券に口座を開設して、取引対象となるアセアン株ごとに利用する証券会社を使い分ける方法も、かなり有効な手段です。

この二つのネット証券は、顧客サービスの一環として、それぞれが独自の方法で、アセアン各国の投資情報を提供しています。どちらかが特にアセアン株に強いと断言することはできません。

しかし、それぞれに特徴があります。たとえば、ベトナム株への投資に興味があるときは、 SBI証券 で決まりですが、その他のアセアン諸国の銘柄については、現在のところ、 楽天証券 の方が扱っている銘柄の数が多いようです。手数料については、 楽天証券 の方が、現地手数料と、現地諸費用の負担がないため、売買手数料の計算が簡単ですみますので、特に初心者にはおすすめです。

もしも、アセアン以外の海外株の売買を希望している場合は、現時点で、9カ国の株式の取引に対応している SBI証券 がおすすめです(アセアン以外にも、米国株、中国株、ロシア株に対応しています。)。

オリジナル画像

どちらのネット証券も、口座開設前の段階でも、提供されているアセアン株に関係する投資情報の内容を確認することができますので、その内容を確認して、自分が欲しいと思っている情報がより多く含まれている方を選択するのも、一つの方法ではないでしょうか。

Q


複数証券会社で口座を開設するメリットは?

三枝裕介

三枝裕介
『ZUU online magazine』編集長

手数料が安い、情報ツールが使いやすい、米国株に強いなど、証券会社ごとにさまざまな特徴があります。いまではほとんどのネット証券が口座開設料を無料にしていますので、複数の証券会社に口座を開設して、それぞれのいいとこどりをすればいいと思います。一方、手数料は割高ですが、ある程度の資産を運用するなら対面証券を活用する手もあります。いい営業マン当たれば、IPOも優先的に分けてもらえることもありますし、銘柄の相談にも乗ってもらえます。

三枝裕介

三枝裕介
『ZUU online magazine』編集長

手数料が安い、情報ツールが使いやすい、米国株に強いなど、証券会社ごとにさまざまな特徴があります。いまではほとんどのネット証券が口座開設料を無料にしていますので、複数の証券会社に口座を開設して、それぞれのいいとこどりをすればいいと思います。一方、手数料は割高ですが、ある程度の資産を運用するなら対面証券を活用する手もあります。いい営業マン当たれば、IPOも優先的に分けてもらえることもありますし、銘柄の相談にも乗ってもらえます。


東南アジア株売買ランキング

インドネシア株式 タイ株式 ベトナム株式
1位 バンク セントラル アジア デルタ電子(タイ) キンバック都市開発
2位 アストラ インターナショナル サイアムセメント サイゴン証券
3位 カルベ ファルマ エナジー アブソリュート ビングループ
4位 HARUM エナジー カシコーン銀行 ペトロベトナム ドリリング
5位 バンク ラヤット インドネシア CPオール ビナミルク(ベトナム乳業)
※SBI証券における外国株式売買代金のランキングを参照

SBI証券では上記のように、東南アジアの国々における市場のランキングを確認できます。銘柄を選択すると、株価やチャート、銘柄サマリー、財務詳細などの情報を確認できるため、東南アジアの銘柄に投資したい方は活用してください。

楽天証券では東南アジアの各ランキングは表示されたないため、インドネシアやタイ、ベトナムなどの国におけるランキングを参考にしたい方はSBI証券の口座開設をおすすめします。

ただし、楽天証券ではアセアン株式全体の売買ランキングを参考にできます。東南アジア全体でどの国の売買代金が高いかを把握できるため、SBI証券だけでなく楽天証券の口座も開設してもよいでしょう。

実際に株式投資を始めてみる

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