『Splendor(宝石の煌き)』をご存知だろうか。プレイヤーは宝石商になって、鉱山に投資して宝石商業の帝王を目指すボードゲームだ。9歳の娘の一番のお気に入りで、「宝石」が絡んでいるゲームということで、目を輝かせて夢中で楽しんでいる。最初は「子ども」であることを武器に、自分に都合のよい独自ルールで「勝利」の二文字だけを目指していた娘も、最近は時折「プロの商人」の顔を見せるようになった。宝石を支払って鉱山を手に入れ、職人を雇い、莫大な資産を築くプロセスを楽しみながら理解することで、起業家精神や金融リテラシーを養うのにも一役買っているようだ。

我が家のクローゼットには『宝石の煌き』のほか、『モノポリー』『人生ゲーム』『クルード』などのボードゲームが今にも崩れんばかりに積み上がっている。新型コロナ禍でロックダウン(都市封鎖)や行動規制が長引く中、「子どもをデジタル漬けにせず、かつ退屈させさない方法はないのか」と考え抜いた末、導かれた結論がボードゲームだった。世の中には同じ気持ちの親がたくさんいるようで、筆者が暮らすオランダではボードゲームが品薄になる現象も見られた。

さて、巷ではボードゲーム以外にも新型コロナ禍で楽しめる様々な娯楽が関心を集めている。今回は「2021年のエンタメトレンド(Entertainment Trends of 2021)」についてリポートしたい。

ウィズコロナで人気再燃!? ワンランク上の「ドライブインシアター」

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(画像= pegasustudio / pixta, ZUU online)