筆者が暮らすオランダでは、新型コロナ禍で免疫力アップが見込める食材が人気である。ビタミンやミネラルが豊富に含まれる「イタリアンタンポポ(Dandelion)」もそんな人気食材の一つだ。イタリアンタンポポは食用に品種改良されたもので、茎と葉っぱの部分を主にサラダやマリネとして食べる。茎が赤い水菜のような見た目で、味は香味野菜というわりにそれほど癖がなくて食べやすいのが特徴だ。我が家では筆者はもちろんのこと、夫や娘、そしてウサギの大好物でもある。

さて、食材と同じように投資の世界にも「旬のテーマ」がある。近年、何かと話題のEV(電気自動車)もそんなテーマの一つだ。特にインターネットで検索すると、米EV大手「テスラ(Tesla)」の話題を目にすることが多い。2010年に株式公開したテスラは、10年後の2020年7月に時価総額でトヨタを抜き、世界最大の自動車メーカーに上り詰めた。最近では暗号資産(仮想通貨)のビットコインに15億ドル(約1645億1711万円)を投資したと思ったら、今度は売却の可能性が報じられるなど、イーロン・マスクCEO(最高経営責任者)のちょっとお騒がせな行動も投資家のテスラ熱を刺激する一因となっているようにさえ感じられる。

テスラは「EV」の代名詞のような存在であるが、もちろんEV関連の企業は他にもたくさんある。意外と知られていないのが「Next Tesla(ネクスト・テスラ)」の座を狙うEV企業の存在だ。今回はスタートアップを中心に「ネクスト・テスラ」の可能性を秘めたEV企業を見てみよう。

Lucid Motorsーー目標はメルセデス・ベンツのSクラス?

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(画像=chesky / pixta, ZUU online)

ルシード・モータース(Lucid Motors)は、米カリフォルニア州を拠点にEVの開発から製造・販売までを手がけている。CEOのピーター・ローリンソン氏は、テスラのモデルSの開発に携わった人物でもあることから、一部のメディア等で「第二のテスラ」「テスラ・キラー」とも形容されるEV企業だ。サウジアラビア公共投資基金や三井物産などから、総額15億ドル(約1645億1319万円)を調達している。