まとめ

IPOを行い証券取引所に上場すると資金調達がしやすくなるだけでなく企業としての信用度も向上する。そのため「自社を発展させていきたい」「さらに資金調達が必要」と考えている場合は、メリットが大きいだろう。しかしIPOを行うためには、上場を希望する時期の3期以上前からの準備が必要になるなど長い時間がかかる。

またIPOを行う際は、外部の監査法人や証券会社にも協力してもらうため多大なコスト負担も必要だ。メリット・デメリットをよく考えたうえでIPOを行うかどうかについて決定しよう。

著:田尻 宏子
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。証券外務員第一種資格保有。証券会社・生命保険会社・銀行等複数の金融機関勤務の後、2016年末からライターとして活動を開始。株式投資・生命保険の加入や見直し・クレジットカードの解説記事や家計管理についての記事、金融用語解説などの分野を中心に多数執筆。また、学生時代に取得した博物館学芸員資格をもとに日本各地の文化・歴史についての記事も執筆する。「とっつきにくい金融情報を分かりやすく正確に読者にお伝えする」「どんな分野でも誰もが読みやすい記事を書く」をモットーとする。
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