日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万6,386.63円 ▼313.48円
為替 1ドル=127.63円
売買高(東証一部、以下同) 17億1,297万株
売買代金 4兆262億3,600万円
値上り銘柄数 600銘柄
値下り銘柄数 1,199銘柄
騰落レシオ(25日) 91.02%

市況概況

米国株の大幅下落を受けて大幅下落

金利上昇や金融緩和の終了、中国のロックダウンの影響などが懸念されて米国株は大幅下落した。それを受けて売り先行になり、大幅安となった。

それでも、寄り付きの売りが一巡した後は2万6,000円を割り込まなかったことなどもあって、買い戻しが入って底堅い展開になった。

昼の時間帯も買い戻しが見られ、後場に入ると下げ幅は縮小した。寄り付き段階で、高値水準を抜けて下げ渋りにはなったものの、買い戻しも限られ戻りも鈍かった。

指数は大きな動きにはならず、買い戻しが入って戻りかけては売られる、という展開だった。引けを意識する時間帯になると、買い戻しを急ぐ動きは見られたが、結局は戻りきらず大幅安だった。

小型銘柄は、手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調。東証マザーズ指数は大幅安となった。先物はまとまった売りが断続的に出ることはなく、指数を下押すというよりは買い戻しで下支えという感じだった。もちろん、積極的に買い上がる動き、買い戻しを急ぐようなことはなかったが、売りたたくようなこともなかった。

買えない状況から見切り売りがでてきているようだ。ただ、売り急ぐということでもないところを見ると、まだまだ戻れば売りと待ち構えているのだろう。買い材料は全くないように思えるが、買い材料がないから空売りが積み上がる銘柄があり、指数の下支えとなっているのだろう。

テクニカル分析

日経平均
雲を割り込んでから下げ渋りとなったが、雲の上昇しているところまでの戻りということだろう。下値模索が続くということになりそうだ。

あれやこれやと一言

特に売り買いを急ぐような材料もないのだが、米国株に連れ安となった感じだ。中国のロックダウンが取り沙汰されているので、影響が大きいことはすでに織り込んでいるだろうと思ったが、案外、織り込まれていないということなのだろう。

ロシアの経済制裁の影響や、地政学リスクなどからグローバル化という意味を模索しなければならないのだと思う。単純に国内での市場が大きいような銘柄などが、今後は注目されることになるのかもしれない。

高齢化で人口が減少するなかでグローバル化が進まないとなると、市場拡大も限界があるということで、中国の動向やロシアの問題など、今の戦争が終結しても波乱要因となり得るだろう。まだ、世界大戦の懸念はあり、引き続き慎重な投資が必要ということだ。

先述したように逆に案外国内だけの市場で頑張っているような企業に分があるのかもしれない。地産地消ではないが、意外と地方創生銘柄などが良いのではないかと思う。いずれにしても日経平均の上値は重いということには変わりないだろう。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。