日経平均 | 2万6,818.53円 ▼29.37円 |
為替 | 1ドル=130.40円 |
売買高(東証一部、以下同) | 12億3,407万株 |
売買代金 | 2兆9,718億円 |
値上り銘柄数 | 950銘柄 |
値下り銘柄数 | 830銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 88.84% |
市況概況
米国株安にかかわらず月初の買いが入り堅調となる場面も
日本市場が連休中の米国株が軟調だったが、連休明けの日本市場は月初の買いも見られ堅調な始まりとなった。
寄り付きからの買いが一巡すると、手仕舞い売りに押されて軟調になったが、一旦、底堅さが見られると買い戻しが入って戻りを試す動きになった。
昼の時間帯も先物の買い戻しなどが見られ、後場に入るとさらに戻りを試す動きになった。休日前の終値を超えると手仕舞い売りやヘッジ売りがあって上値は重くなったが、売り急ぐことはなく、指数は小動きだった。
連休の谷間とあって積極的な売り買いなどは見られず、最後は手仕舞い売りに押されたが、方向感には乏しい展開だった。
小型銘柄は、手仕舞い売りに押されるものが多く、総じて軟調だった。それでも売り一巡後は大きく売られることもなく、買い戻しなどもあって、東証マザーズ指数は小幅高になる場面があった。先物はまとまった売り買いが散発的には見られたが、指数を大きく動かすほどではなかった。
好調な決算や金融緩和が継続されるので買われている、ということでもないだろう。売り急ぐ動きがないから買われているという感じだ。好調な決算が期待される一方で、先行きに対する警戒感があり、指数としては上値が重い展開は続くだろう。
テクニカル分析
日経平均
雲にサポートされた形であるがまだまだ移動平均線を抜けるという雰囲気でもない。雲のねじれの日柄にあたり、どちらに動くのかということが注目される。
あれやこれやと一言
日銀のスタンスを評価する向きは多いようだ。「インフレは一過性」という見方はあるが、高止まりした原油価格が以前の水準まで下落することはないと思うし、いったん値上げが行われれば、食品価格なども下がることはないと思う。
実際に、米国でも当初は「インフレは一過性」と思われていたが、実際にはかなり進んでいるとみられる。金融緩和の終了作業が粛々と進んでいる感じだが、日本でもいずれは金融緩和が終了すると思われるし、インフレはと当分続くと思う。
すでにこれまでもインフレ気味となっていたのだが、インフレといわれていなかっただけだと思う。新型コロナウイルスもようやく終息の兆しも見えてきており、インフレが進む可能性は高いだろう。これからさらに物価が上昇するということになれば、実際に金融緩和を続けられるのだろうか?
ETF(上場投資信託)の買い入れもすでに役割は終えたという感じもする。これからETFの処分問題も出てくると思うが、黒田総裁の任期中はないということなのかもしれない。次の総裁に始末をつけさせる
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