本記事は、ひろゆき氏の著書『無理しない生き方』(きずな出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
英語は勉強しない
英語を話したいなら英語圏に行くほうが確実
僕の知り合いで、日本にいながら英語学校に通うだけで英語が話せるようになった人はいません。
逆に、アメリカに住んでいて英語が話せないままの人というのも見たことがありません。
日本語はとても難易度の高い言葉ですが、日本のコンビニやチェーン店では、東南アジアの人がよく働いていて、上手に日本語をしゃべっています。
つまり、その国の生活圏でその国の言葉を聞いていると、誰でもいつのまにかその言語を話せてしまう脳の仕組みを人間は持っているのです。
だから、英語が話せるようになることが目的なら、日本で語学学校に通うことの、コスパがいいとはとても思えません。英語圏で暮らすほうが断然確実です。
僕はいま、英語とフランス語を話せますが、どちらもアメリカとフランスに住んで、現地の言葉を使わないと生活できない環境にいることで話せるようになっていきました。フランス語など、フランスで暮らし始める前にはまったく勉強したことがありません。
言葉に慣れざるをえない環境に浸ってしまうのが1番なのです。
無駄な努力をしない
日本の英語学校で勉強することは、文法などを学ぶ上では効果的だと思います。でも、英語が話せるようになることが目的なのだとすれば、無駄な努力にほかなりません。
こうした無駄な努力をなるべくしないためには、最小限の労力で成果を上げるにはどうすればいいかを考える必要があります。
要は、いかにラクをするか、です。
たとえば、編み物を覚えるときには、最初からたくさんある編み方の種類を全部覚えるよりも、「マフラーをつくりたい」という目標 or 目的を先に決めて、そのために必要なことをやっていくほうが効率的でしょう。
そうしてマフラーを編めるようになってから、続いてより難易度の高いセーターにチャレンジしていけばいいのです。
初めから参考書などでがっつり学びたいというタイプの人もいるかと思いますが、僕にはそういう才能はないし、効率の悪いことはしたくないんです。