
日経平均 | 33,920.40円 ▼347.14円 |
為替 | 1ドル=142.40円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 17億0,299万株 |
売買代金 | 3兆8316億32百万円 |
値上り銘柄数 | 643銘柄 |
値下り銘柄数 | 942銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 85.34% |
市況概況
半導体株への悪材料で大幅安
米国株が軟調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調で本日の日本市場も堅調な展開が期待された。ただ、寄り付き前に米半導体株の悪材料などが見られ、半導体株を中心に売り先行となった。
それでも売り急ぐということでもなく下げ渋り感は見られたのだが、戻れば売り、戻らないから売りというようにじりじりと値を下げ、何とか34,000円台は維持したものの、安値圏での前場の取引を終えた。
昼の時間帯は若干買戻しなども見られたが冴えない展開が続き、後場は34,000円台で始まったものの戻りの鈍さを嫌気するように手仕舞い売りに押された。中国の経済指標には特に反応は見られなかったが、台湾の半導体メーカーの決算が予想を下回ったと発表されたことでさらに売り急ぐ動きも見られた。
戻れば売り、戻らないから売るという売りに押されて34,000円を下回り、さらに33,600円台まで売られた。さすがに33,600円台まで下がると買戻しも入ったが、今度は34,000円を意識すると上値が重くなり、結局は下げ幅を再度広げるように手仕舞い売りに押され安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調、グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物は散発的にまとまった売りが出て指数を下押す要因となり、買戻しは見られたが戻れば売りという状況で指数を押し上げる場面はほとんど見られなかった。
再度34,000円を割り込み、下値模索という展開でスタグフレーション懸念が薄れるまでは上がれば売り、上がらないから売りというような冴えない展開が続くのではないかと思う。決算発表が本格化するなかでよほどの好決算が相次ぐようでなければ冴えない展開が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
基準線に上値を押さえられた形で再度調整感が出ている。34,000円を下回ったことで、33,000円前後までの下落の可能性も出てきた。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。