
日経平均 | 34,377.60円 △457.20円 |
為替 | 1ドル=142.79円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億1,785万株 |
売買代金 | 3兆7410億94百万円 |
値上り銘柄数 | 1,183銘柄 |
値下り銘柄数 | 399銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 92.23% |
市況概況
半導体株の好決算を受けて大幅高
米国株は大幅安だったが、既に日本市場では織り込まれていたことなどもあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が下げ渋り、寄り付きは堅調な始まりとなった。寄り付き直後にいったん大きく買われ、すぐに売り直されるという始まりとなったが、その後は買戻しなども見られて堅調な展開となり34,000円台を維持して値持ちの良い展開で高値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯は特に動きは見られず、後場も寄り付いてすぐに前場の高値を抜ける場面もあった。それでも高値を抜けた途端に戻り売りに押され、いったん上げ幅縮小となったが、すぐに切り返し値持ちの良い展開となった。
昨日は台湾の半導体メーカーの決算が予想を下回ったと伝えられたが、本日発表された決算が予想を上回ったことで半導体株が買い直されてさらに上値を試す動きとなった。それでも、米国の追加関税の影響が懸念されることやスタグフレーション懸念が払しょくされたわけでもなく大幅高ながらも買い切れない銘柄も多かった。最後は買戻しも入りほぼ高値引けだった。
小型銘柄も総じて堅調でグロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物は散発的に持高調整と見られるまとまった買いも見られ、指数を押し上げる場面もあった。ただ、断続的に買い上がるということでもなく、押し上げる力も限られた。
昨日は34,000円を割り込んだが米国株が軟調だった割には本日の日本市場は堅調だった。関税問題に関してもトランプ大統領と会話ができたということが評価されているのかもしれないが、依然としてスタグフレーションが回避されたわけでもなく、何も変わっていない状況であり、戻り売りに押される展開が続くと思われる。
テクニカル分析
日経平均
昨日の下げ分を取り返した形ではあるが、まだ下値模索という状況には変わりなく、戻れば売りということなのだと思う。基準線は当面動かないのでここを上値という状況には変わりないだろう。
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