この記事は2025年4月16日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年4月16日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。
現在の為替相場の傾向や相場観
トランプ関税に振り回される日々が続くが、目先は明日17日(木)の日米貿易交渉へ注目が集まるだろう。 ベッセント米財務長官からは、関税のほか「為替問題」の協議も示唆しており、緊張感が高まる。
また、IMM通貨先物ポジション14.7万枚円買い越しと歴史的な水準にあるほか、今週末から週明けにかけてはイースター休暇で流動性が低下するなどボラタイルな展開も想定しておきたい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
明日17日(木)の日米貿易交渉に関しては、「ドル安・円高」を容認するかもしれないとの思惑から、現在ダウンサイドを試しており、実際に何かしらの合意があれば米ドル/円は140円がターゲットになる。
一方で、特に突っ込んだ話がなければ買戻しが優勢になるほか、明後日18日(金)からのイースターも休暇前のポジション調整を考慮すれば反発がそれなりに入る可能性も高い。
もっとも、トランプ米大統領のコメント1つで流れが変わるヘッドライン相場なので、偏った相場観は持たないように気を付けたい。
▽米ドル/円 日足チャート

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