この記事は2025年4月21日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年4月21日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、引き続きほぼ全ての通貨が上昇しており、ドル売りの流れが続く。
円は上昇の中位(+0.93%)に位置する。米ドル/円は年初来安値の141.62円まで下げ幅を拡大したが、週末にかけて押し戻されて引けている。
先週は日米の通商・関税交渉が開催されたが、為替に関する議論はなしと伝わり、一時143円台まで戻す場面もあった。
先々週まで4週連続で上昇通貨の最上位にランクして、この間のドル売りを主導してきたスイスフランが下落(-0.16%)に転じ、ドル安の流れにやや一服感がある。
先々週に米国株・米国債・ドルのトリプル安が加速したが、そうした動きは一旦収束している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週はIMF(国際通貨基金)と世界銀行の会合がワシントンで開催予定。加藤財務相がこれらの日程に合わせて訪米予定で、ベッセント米財務長官と日米財務相会合が24日(木)に開催予定と伝えられている。
ベッセント氏は、関税協議において、為替も議論の対象と発言していることから、どう決着するかが今週の焦点となりそうだ。円高への思惑は消えず、米ドル/円の戻りは売り場になると想定。
今週は米ドル/円で140.00~145.00円、ユーロ/米ドルで1.1200~1.1500ドル、ユーロ/円で159.00~164.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。