この記事は2025年5月20日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年5月20日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。
現在の為替相場の傾向や相場観
本日20日(火)米ドル/円は145円台半ばまで反発上昇したのだが、加藤・ベッセント会談において為替など諸課題を議論するとのコメントを受けて、再び円高方向に戻している。
先日の米中合意で、関税問題において米政府は諸外国に対しても妥協してくるのではないかと考え、さらなる円安を見込んだのだが、どうもそのような訳ではなさそうだった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
依然として関税問題がくすぶることと、アジア諸国に対しては為替調整が可能性として残っているので、加藤・ベッセント会談に向けて米ドル/円は重く推移するのかと思っている。
戦略としては、143~147円で戻り売りスタンスで臨みたい。
▽米ドル/円 日足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。